大井川鐡道編(15):井川ダム(11.5)

 そして高千穂橋梁を通る高千穂鉄道が廃止されたため、日本一高い橋梁となった関の沢鉄橋に到着です。橋の上で一分間ほど停車してくれる嬉しいサービスがありました。川底からの高さは100m(一説では71m)、窓から身を乗り出して素晴らしい眺望を楽しみました。
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 閑蔵駅を過ぎると、右手下方に見えてくるのは奥泉ダム、次に井川ダムも見えてきました。
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 そして終点、山あいにひっそりと佇む井川駅に到着です。分岐線がのびてトンネルへと入っていますが、これは堂平駅までの貨物線です。よくぞここまで上ってきてくれたと感謝の念を込めて列車を撮影。約三十分後には折り返し奥泉駅へと戻るので、この時間を利用して井川ダムを見物しにいきましょう。
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 駅構内には「大規模地震発生時の避難所案内図」がありました。うんうん、"備えあれば憂いなし"…しかし「避難所まで4000m 60分 収容建物まで5000m 75分」! そこに辿り着くまでに遭難しそうですね。
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 五分程歩くと、壮大な井川ダムに到着。竣工は1957(昭和32)年、堤高は103.6m、堤頂長は243m、日本初の試みとなる中空重力式コンクリートダムです。中空重力式コンクリートダムとは堤体内部が空洞となっているもので、当時高価だったコンクリートの使用量を抑える事ができ、かつ基礎地盤との接地面を広く取れることから、経済性と安定性に優れる型式とのこと。しかし施工に手間がかかるため、今でももう作られなくなっているそうです。なお井川村193戸がダム建設のために水没させられたことも忘れずにいましょう。周辺を散策していると「歴史と文化の街道 大日古道」という案内板がありました。井川を支えた唯一の道だそうです。
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 さてこれからの行程ですが、列車に乗って閑蔵駅で降りて関の沢鉄橋を遠望できる所まで歩き、接岨峡温泉を経てレインボーブリッジを徒歩で渡り、奥大井湖上駅から再び井川線に乗車する予定です。井川駅へと戻り、構内に貼ってあった観光マップでルートを確認すると…閑蔵から鉄橋を遠望できる所まで行く道に「通行禁止」と記されています。切符売り場にいた係の方に訊ねると、崖崩れのため通行禁止とのことです。経験則から考えるに、けっこう何の問題もなく行けることが多いのですよね。うーんどうしよう、"君子危うきに近寄らず""虎穴に入らずんば虎児を得ず""虎だ、お前は虎になるのだ""嫁をもたせにゃ働かん"、さまざまな格言が脳裡をぐるぐると回りましたが、♪もう若くないさ♪ということで回避することにしましょう。よって接岨峡温泉駅で下車してビューポイントまで歩き、再び駅に戻ってそのまま奥大井湖上駅まで歩き通すことにしました。

 本日の三枚です。
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by sabasaba13 | 2012-10-28 07:57 | 中部 | Comments(0)
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