軽井沢編(12):小諸(11.7)

 そして軽井沢駅へと戻り、自転車を返却、しなの鉄道に乗って小諸へと向かいましょう。駅構内には、しなの鉄道沿線の詳細なウォーキング・マップが置いてあったのでしこたま頂戴しました。列車の中で眺めていると、上田の西方にある坂城という面白そうな町を発見。北国街道宿場町の俤を残し、土木遺産に認定された昭和橋といった物件があります。現在の時刻は午後五時、まだ明るいのでこれから小諸の街並みと宇坪入の棚田を見てしまい、明日は坂城と上田を徘徊して稲倉の棚田を見学、もし時間があれば草津温泉に寄ってみることにしました。小諸駅に到着し、客待ちをしていたタクシーに乗り込み、宇坪入の棚田に連れていってもらいました。駅から走ること二十分ほどで棚田に到着、細長い山間になだらかな階段状につくられた棚田を、まるで緑の絨毯のように稲穂がうめつくしていました。眼福眼福。
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 そして駅に戻る途中にある「はりこし亭」に寄ってもらいました。明治初期に建てられた紺屋を再生し、食事処として利用しています。棟の越屋根や袖卯建が印象的な町屋でした。小諸駅に戻ってもらい、ここから徒歩で町を散策。
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 小諸は以前も訪れたことがあるので、今回は落ち穂拾いです。ちょいとモダンなテイストの写真屋さんを撮影し、重厚な塗屋造の町屋を再利用したほんまち町屋館へ。こちらの裏手には町や連山を見渡せる展望所があります。
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 入口上部の重厚な唐破風と精緻な彫り物が印象的な蕎麦屋「そば七」を撮影し、本町通りをぶらぶらと歩いていくと骨董店「萬屋」がありました。もとは小諸銀行で、重厚な黒漆喰で塗り込めた土蔵造りの町家ですが、越屋根と大きな袖卯建がいいアクセントになっています。
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 道路をはさんでその前には白漆喰で塗り固められた蔵がありましたが、鏝絵風の「醤油」「味噌」という看板が粋ですね。それにしてもこの間、出会った観光客はわずか数人でした。そういえばさきほど乗ったタクシーの運転手さんが、「当時の市長が、長野新幹線を誘致しなかったのは失敗だった」とぼやいておられましたっけ。島崎藤村旧居跡とゆかりの井戸を拝見して、和洋折衷の吉池歯科医院を撮影して駅前へと向かいましたが、このあたりはシャッター商店街と化していました。
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 さて夕食を食べようと近辺をさがしましたが、食指をそそられるようなお店がありません。うろうろしていると高校生がつくった俳句が掲示されていました。「いいわけはいいわけのまま枯木立つ」 うーん、深い…のかなあ。その近くにあった蕎麦屋の暖簾をくぐり、栗の異様に少ない栗おこわと蕎麦・うどん定食をいただきました。そして今夜の塒、小諸グランドキャッスルホテルに投宿。
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 本日の二枚です。
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by sabasaba13 | 2012-11-15 06:16 | 中部 | Comments(0)
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