九州編(6):大分(11.9)

 駅構内にあった観光案内所で大分の地図をもらい、ご当地B級グルメの美味しい店を紹介してもらいました。予約しておいた駅前のビジネス・ホテルにチェックインをし、部屋に荷物を置いて、駅から歩いて数分、「食堂よっちゃん」に入って琉球丼を所望。新鮮な地魚の切り身を、醤油・酒・味醂で和えてあつあつご飯の上にどんどんどんと乗せた豪快な丼、たいへんおいしゅうございました。空になった丼の底に記されていた「真心を込めて作りました」という言葉に納得です。
九州編(6):大分(11.9)_c0051620_643962.jpg

 なお、真偽のほどはわかりませんが、琉球の漁師から伝えられたため、大分では漬けのことを"琉球"と言うそうです。さてもう一度駅に行って運行情報を確認しましょう。途中にあったたこ焼き屋「てったこ」の看板には「九州で一番うまいたこやき」という文字が躍っています。大阪に敬意を表したのでしょうか。そして駅のホワイト・ボードを見ると、おおっ、豊肥本線はあいかわらず運休ですが、久大本線が運転再開、日豊本線も幸崎までは運転を再開しています。ちょっと明るい曙光が差してきたかな。ホテルに戻って一献傾けながら、一人作戦会議を開催しましょう。
九州編(6):大分(11.9)_c0051620_65273.jpg

 大分ときたら焼酎、駅構内にあるお土産屋で物色すると「稲尾和久」という一品がありました。年間最多勝利(42勝)と連続勝利(20勝)のプロ野球記録をもつ鉄腕・稲尾は大分別府出身だったのですね。ここはひとつ、「神様・仏様・稲尾様」にあやかってこれからの旅の安全を祈願しようと思いましたが、いやいや神・仏・稲尾和久に頼るのは心の弱さ。ここは、願わくば七難八苦…いや一難二苦三楽四幸を与えよという気持ちで、「熊八伝説」を選択。ホテル近くのラーメン屋には、「腹が減っては勉強できぬ!! 学生替玉無料」という看板がありました。その意気やよし、ある沖縄のアンマー(お母さん)が「若い人にひもじい思いをさせるなんて、私の心が許さない」と言っていたのを思い出しました。
九州編(6):大分(11.9)_c0051620_65256.jpg

 ホテルの部屋に戻り、シャワーを浴びて、焼酎を呑みながら今後の旅程を再考。明日は延岡に泊まる予定です。久大本線は動きそうなので、今日行けなかった豊後森(玖珠の機関車庫)と日田を訪れることは確定。もし豊肥本線が運転再開すれば、豊後竹田にも行けます。問題は日豊本線、幸崎以南が開通していれば問題ないのですが、運休だったらどうしよう。延岡の宿はキャンセルして、大分にもう一泊して、様子見かな。明後日以降も不通だったら、潔く撤退。福岡・唐津・熊本方面へと旅程を変更するしかないかな。人事を尽して天命を待つ、鉄道マンのみなさま尽力に感謝しつつ眠りにつきました。

 本日の一枚です。
九州編(6):大分(11.9)_c0051620_654729.jpg

by sabasaba13 | 2013-01-29 06:06 | 九州 | Comments(0)
<< 九州編(7):竹田へ(11.9) 九州編(5):大分(11.9) >>