沖縄編(17):石垣島(03.8)

 しばらく小動物に遊ばれた後、石垣最北端にある平久保崎へ。絶景と灯台を堪能して東海岸を南下。途中にある、日本唯一の海へつながる鍾乳洞サビチ洞に立ち寄って見物。ここの駐車場のトイレに寄り山ノ神を待っていると、彼女が口をパクパクさせながら飛び出してきました。用を済ませてふと上を見ると、天井一面に上腕部ほどの大きさのヤモリがびっしりとへばりついていたとのことです。今でも後悔しているのですが、写真を撮っておくべきであった… そして沖縄編(13)で紹介しました久松五勇士上陸の碑を見学。バルチック艦隊の接近を知らせるために、久米島からここまでサバニ(小船)で来たのか! この時代にすでに久米島にまでナショナリズムが浸透していたのは驚きです。また碑の書が、皇道派の雄、荒木貞夫によるものだということも興味があります。えーと、何年に書かれたかというと、ん? 1966年? 後で調べたところ、彼は極東国際軍事裁判においてA級戦犯として終身刑を宣告されましたが、1954(昭和29)年に病気療養のため仮出所、その後釈放され講演活動などで余生を送り、1966(昭和41)年に死亡しています。自決をせず敗戦後の日本で生き延びた彼と、沖縄との関係、これも機会があったら調べてみたい。そして玉取崎展望台へ。石垣島北端部が一望できる絶好のビューポイントです。
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 さらに南下して、漆喰と赤瓦、フィンプン(魔除けのため玄関前につくる壁)、アカギの屋敷林がよくのこる白保集落を徘徊。時間が止まったような路上の真ん中に佇む猫が印象的でした。夕食は、石垣牛のすてきなすてええき! サシが少なく身の引き締まった良いお肉でした。牛肉行脚もそろそろ道半ばを迎えたかな。これまで神戸、松阪、近江、但馬、米沢、淡路、平戸、豊後、伊賀と食べ歩いてきました。一番美味しかったのは平戸牛ですね。
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 本日の二枚は、平久保崎灯台と白保の民家です。
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by sabasaba13 | 2005-06-11 08:01 | 沖縄 | Comments(0)
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