三渓園編(2):三渓園(11.12)

 というわけで散策を開始。いきなり受付のあたりで数匹のが屯をしていました。猫好きの私としては素通りできませぬ、さっそく撮影。その中の一匹は、片足を見事に垂直に上げたポーズでした。ところでお主、どこを舐めておる。
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 入園料を支払い、まずは正面の築山と三重塔を水面に映す大池へ。幸いに天気も良く、心が広々となるような景観でした。その近くにある鶴翔閣は1902(明治35)年に三溪が建て、三溪園造成の足がかりとなった屋敷です。上空から見た形があたかも鶴が飛翔している姿を思わせることから、"鶴翔閣"と名づけられたそうな。横山大観、下村観山といった日本美術院の画家が創作活動のために滞在したとのこと。椿の花と色づいた楓、石畳と白壁の調和が美しい一画があったので撮影。
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 鏡のように風景を写す睡蓮池の脇を歩き、京都東山の西方寺にあった薬医門・御門をくぐって石畳を歩いていくと、綺麗に紅葉した楓の古木がありました。
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 そして池に望む臨春閣へ、豊臣秀吉が建てた聚楽第の遺構と伝えられていましたが、現在では和歌山県岩出市にあった紀州徳川家の別荘・巌出(いわで)御殿ではないかと考えられているそうです。池に映る姿が優美な数寄屋風書院造りの建物ですが、それほど紅葉が多くないのが残念。裏に回ると、千利休が刺客に襲われた時、体をかわしたので流れた刀が当たったという「身代わり灯籠」がありました。
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 その先にある旧天瑞寺寿塔覆堂のあたりから、人里離れた幽谷の雰囲気がただよってきました。彫りものが素晴らしいこの小さな建物は、秀吉が母のために建てた寿塔を覆うためのものだそうです。紅葉も見頃を迎えており、写真を撮りながらしばし散策。
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 この近くにある茶室・春草廬あたりの風情もいいですね。しぶい待合と散り紅葉のコラボレーションは、もう一幅の絵でした。なおこの茶室は、織田有楽斎の作品と伝えられ、九つの窓があることから「九窓亭」と呼ばれていたとか。ぜひ中に入って拝見出来るよう善処を期待します。
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 その先にある聴秋閣は 徳川家光が二条城内に建て、後に春日局が賜ったと伝わる建物。三つの屋根の絶妙なるバランスが見もので、かつては「三笠閣」と言われたそうです。書院および茶亭として、独創性・変化に富んだ内部の意匠だそうですが、こちらも残念ながら内部には入れません。ここから渓流沿いに短い遊歩道が整備されており、聴秋閣の屋根越しに三重塔を眺めることができます。
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 本日の七枚です。
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by sabasaba13 | 2013-05-28 06:20 | 関東 | Comments(0)
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