三渓園編(6):椿山荘(11.12)

 それでは拝見いたしましょう、なお入園は無料です。冠木門をくぐると、全山真っ赤っかというほどではありませんが、紅葉した数本の楓が眼を楽しませてくれました。見事な椎の巨木は、椿山荘の神木で樹齢は500年とのこと。築山をのぼっていくと、三重塔・圓通閣があたりを睥睨しています。広島県加茂郡入野の山上伽藍、篁山(たかむらさん)竹林寺のもので、上層部が大破したまま放置されていたのを、藤田平太郎が譲り受け、解体し、椿山荘に移築したそうです。創建の年代は、その様式から室町時代末期の作と推定されており、東京都区内に現存する古塔は、こちらと、上野動物園の旧寛永寺五重塔(江戸時代)と池上の本門寺五重塔(江戸時代)だけだそうです。
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 築山をおりると建物の脇を流れ落ちる滝と、そこにおおいかぶさる楓の古木がありました。段々に沿って流れ落ちる滝が、最後にさまざまな形の石が配置された幅広の段に来ると、多彩な表情を見せて水がつたっていきます。素晴らしい趣向ですね、山県有朋のアイデアになるものでしょうか。紅葉を水面に映す幽翠池のほとりをそぞろ歩き、聴秋瀑という小さな滝や、古香井という湧水を拝見。しばしの間、東都の錦秋を楽しみました。
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 それでは帰宅することにしましょう。せっかくなので、すぐ近くにある、丹下健三設計の東京カテドラル聖マリア大聖堂を撮影。有楽町線江戸川橋駅に向かって歩いていくと、楓と公孫樹の紅葉が見事なコントラストを奏でる正八幡神社がありました。うん、これは椿山荘の紅葉よりも綺麗かもしれない。ちょっとした穴場を見つけてほくほくとした気分です。
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 本日の四枚、一番下が正八幡神社です。
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by sabasaba13 | 2013-06-01 07:14 | 関東 | Comments(0)
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