甲斐路編(7):津金学校(12.5)

 そして穴山駅へと戻り、入線してきた列車に乗り込むと十分ほどで長坂駅に到着です。幸いなことに駅前に、地元産品販売所を兼ねた観光案内所があったので、地図や資料をもらい、ベンチに座って紫煙をくゆらしながら見るべきところをチェックしてみました。まずは徒歩で「みはらしの丘」へ、そして駅前からタクシーに乗って牛池に立ち寄ってもらい、津金学校へ。お目当ての浅川伯教・巧兄弟資料館を見学して、浅川家墓所を掃苔、駅まで戻るのにタクシーか徒歩かは、その場の状況と気分で決めましょう。まずは長坂駅トイレの男女表示を撮影。
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 観光地図を片手に数分ほど歩くと「みはらしの丘」に到着です。天気がよければ富士、甲斐駒ケ岳、鳳凰三山、金峰山の大パノラマを見晴らせるそうですが、あいにくの曇天で山容を拝むことはできませんでした。駅へと戻る途中で、珍しい透かしブロックを発見。マンホールの蓋に刻まれているのは蝶々と三分一湧水。ここ長坂町は、国蝶・オオムラサキの全国一の生息地だそうです。そして客待ちをしていたタクシーに乗り、すぐ近くの牛池に連れていってもらいました。一周630mほどの小さな池ですが、市民の憩いの場となっているそうです。晴れていて風がなければ南アルプスの山々が湖面に映るのですが、残念無念、曇天微風のためその光景は見られませんでした。また桜並木が池をとりまき、陽春の頃には咲き誇る桜花と残雪を戴く山なみ、それらを映す湖面と、見事な景色が拝めるとのこと。これはぜひ訪れてみたいですね。
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 そして再びタクシーに乗って十五分ほど走ると、津金学校に到着です。竣工は1875(明治8)年、旧見付学校(静岡県磐田市)と並んで、現存する最古の擬洋風学校建築と言われます。瓦屋根、太鼓楼、唐破風の車寄せ、なかなかバランスのよい端正な佇まいの逸品です。殖産興業と近代化を奨励していた当時の山梨県令・藤村紫朗によって建てられた、同じような意匠の擬洋風建築を「藤村式建築」と言うそうです。

 本日の一枚です。
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by sabasaba13 | 2013-09-06 06:14 | 中部 | Comments(0)
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