富士五湖編(8):旧中道往還(12.5)

 さて、一時間ほどで本栖湖を一周、このあたりで夕食をとることにしました。「本陣」というお店に入って、鹿カレーを所望。野趣あふれる鹿の肉と、スパイシーなカレー、なかなかおいしゅうございました。近くには、ここにも"本栖湖をかこめる山は静かにて烏帽子が岳に富士おろし吹く"という与謝野晶子の歌碑がありました。
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 お土産屋さんで地酒を購入し、精進湖へと戻りましょう。三十分ほどペダルをこぐと湖に到着、今度は東側の道を走ってホテルへと向かうことにしました。U字型の複雑な形をした湖の移り変わりゆく景観を楽しみながら十分ほど走ると、「旧中道往還と居村集落」という案内板がありました。甲斐と駿河を結ぶ古道で、中世には軍用道として、近世には物資流通の道として利用されたそうです。その道沿いに栄えたかつての村の佇まいを残しているようです。それではぶらぶらと散策してみることにしましょう。まずは精進諏訪神社へ、境内にある大杉は根元の周囲12.6m、樹高40mの堂々たる巨躯で周囲を睥睨しています。他にも杉の古木があり、森閑とした鎮守の森の雰囲気をよく残していました。近くにあった「精進小学校旧校舎跡」という記念碑が無情の念を誘います。
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 道の両側に建ち並ぶ集落は、かなり寂れた風情です。江戸時代には、海産物の荷駄賃稼ぎや下駄・天秤棒・鍬の柄・角箸などの細工物を活計としていたそうですが、今はどうされているのでしょうか。
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 そして数分ほどでホテルに到着、部屋に戻って窓から眺めると、富士がおぼろげに見えてきました。大浴場がメンテナンス中ということで部屋の風呂に入り、さきほど買った地酒を呑みながら明日の好天を祈りました。

 本日の二枚です。
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by sabasaba13 | 2013-09-27 06:18 | 中部 | Comments(0)
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