富士五湖編(14):富士吉田(12.5)

 富士急行の踏切を渡ると、鉄路の彼方にまだ富士を望むことができました。ゴミ回収場の看板には、モップとバケツを持ったお掃除富士さんが描かれています。天体望遠鏡のドームが二つ並ぶ謎の物件と月江寺池を通り過ぎると、ファサードに大雑把な富士を描いた喫茶「富士」がありました。
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 その先には仏閣かと見紛うばかりの旧角田医院が偉容を誇っています。重厚な二重の唐破風や戸袋の精緻な彫り物など、一見の価値あり。
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 よくぞまあ現役で働いているなあと抱きしめたくなるようなレトロな佇まいの月の江書店には、付近の面白物件を紹介する地図と解説が貼ってあったので撮影。"NHK昼の番組で大沢逸美がここから富士を拝んだ""映画「力道山」ロケ地""ドラマ「和田アキ子物語」"といったマニアックな名所にはそそられますね。
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 銅板を貼った古い家や「公衆電話」という看板を見ながら歩いていくと、旧山一酒店がありました。金網に金文字を貼りつけた大きな看板は通風のためですね、もう昨今では見かけなくなりました。
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 本町名店街もレトロな物件が目白押し。
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 路地に入ったところにあるのが1936(昭和11)年に建てられた渋い富士吉田ユースホステル、富士がよく見えるので外国人旅行客に人気があるそうです。解説によると、玄関右手にある急な階段は「新撰組の階段」と呼ばれているそうな。カフェ「月光」は大正時代に建てられた物件です。
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 とある洋品店のショーウィンドウには、女子学生服を着た物憂げなマネキンが二体佇んでいましたが、どうみても水商売関係の方ですね。いいのかな。まだまだ櫛比するレトロな建物を堪能しながら本町名店街を歩き、中央通り・西裏通り・ミリオン通りを徘徊。「あおもり」というザッハリッヒカイトな名前のスナックを発見しました。
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 さて小腹がへってきたので、西裏通りにある「べんけい」でB級グルメとして人口に膾炙する吉田のうどんをいただくことにしましょう。機織りから手が離せない女性に代わって男性がうどんをうったおかげで、強いコシが生まれたそうです。歯の折れそうなもちもちとした食感を楽しみ、すりだねを小山のようにかけて完食。なお「すりだね」とは、赤唐辛子をベースにしてゴマや山椒を加えたものを油で炒めた付け合せで、その複雑玄妙な辛さにははまってしまいます。
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 本日の四枚です。
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by sabasaba13 | 2013-10-03 06:33 | 中部 | Comments(0)
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