尾瀬編(2):鳩待峠(12.6)

 2012年の六月初旬の深夜、池袋東口サンシャインシティのバスターミナルでバスに乗り込みました。さすがに水芭蕉のシーズンだけあってほぼ満席。夜の闇を切り裂くように疾駆したバスは、4:17に尾瀬戸倉に到着、ここから先は自家用車乗り入れ規制のため、小型バスに乗り換えます。おおさすがは尾瀬、大型バスがすでに十数台駐車しており、やる気満々のハイカー諸氏が三々五々群れ集っておられました。
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 そして係員に指定された小型バスに乗り込み三十分ほど坂道をのぼると鳩待峠に到着です。駐車場は、近くの宿が送迎したのでしょうか、バンで満ち溢れていました。
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 バスをおりると、早朝の五時とは思えぬほどの人いきれ。あちらこちらで準備運動が始まっています。なおここには、鳩待山荘、食事・おみやげ所、公衆トイレがありました。それでは私も出発しようかな、すると芳紀香る女性が近づいてきて「これをどうぞ」と何かを手渡してくれました。お嬢さん、こんな八九三な中年太りの旅烏に惚れちゃいけねえよ、と振り払おうとしたら携帯用灰皿でした。彼女の背後を見ると「尾瀬ごみ持ち帰り運動」という横断幕が掲げてありました。駐車場の端にはうず高く積まれた残雪、これは気を引き締めないといけませんね。登山道の入口には、靴についた雑草の種を落とすためのマットが敷かれてありました。靴底をよくしごいてさあ出立です。
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 まず目指すは尾瀬ヶ原の入口・山ノ鼻、鳩待峠の標高が約1400m、ここから標高差200mを下っていきます。ブナやダケカンバなどの樹林の中、石畳の道を少し歩くと木製の階段や尾瀬名物の木道となります。夜露のためでしょうか、下りの濡れた木道は滑りやすいのでご注意を。私は二回こけました。木道に付けてある横木に確実に靴を乗せれば、よかったのですね。ところどころに休憩用のベンチも設置されています。
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 やがて左手に川上川があらわれ、ここからは畔に沿った平坦な道となります。残雪も残る中、テンマ沢を過ぎると小湿原がありました。おおっ、♪水芭蕉の花が咲いている、夢見て咲いている水のほとり♪ まるで可憐な水の妖精のように、湿原一帯に水芭蕉が咲き誇っています。どうやらちょうど花盛りに出会えたようですね、前を歩いていたハイカーの方々も満面の笑みとともに立ち止まり、写真を撮っておられました。妙齢の女性を選んで「御慶、御慶」と言いながら抱きしめ…るわけないでしょ。
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 本日の二枚です。
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by sabasaba13 | 2013-10-09 06:19 | 関東 | Comments(0)
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