尾瀬編(6):赤田代(12.6)

 空を見上げると不気味な黒雲がわきでてきました、明日の天気が心配だなあ。竜宮十字路を過ぎると、ほとんど人を見かけなくなりました。静寂な雰囲気を楽しみながら、燧ヶ岳に向かって歩を進めると見晴に到着です。山ノ鼻から二時間ほどかかりました。
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 十字路のあたりには六軒の山小屋が並び、左に行けば赤田代、右に行けば富士見峠、直進すれば燧ヶ岳・尾瀬沼となります。時刻は午後三時ちょっと前、ここいらで一息つくことにしましょう。桧枝岐(ひのえまた)小屋に入って珈琲を所望すると、嬉しいことにドリップで入れてくれました。小屋の前にある木製ベンチに座り、湿原や山なみを眺めながら香り高い珈琲を堪能。ここから赤田代まで行き、今夜の塒、東電小屋に向かうとしましょう。
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 行き交う人もほとんどなく、暗雲たちこめる曇天の下、索漠とした雰囲気の中、歩を進めます。左には至仏山、そしてところどころに咲き誇る水芭蕉が旅愁をなぐさめてくれました。東電分岐を通り過ぎると、寄り添うように佇む二軒の山小屋が見えてきました。ここが赤田代、見晴から二十分ほどで到着です。
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 折り返して東電分岐に戻り、右へと進みます。只見川を渡ると、ほんの少しだけ新潟県となります。ちなみにこのあたりで標高は1400m。至仏山に向かって歩いていくと、木々の間に東電小屋が見えてきました。赤田代から約三十分かかりました。
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 預かってもらった荷物を受け取り、あたりを見回しましたが、原発事故に対する反省の弁はないようです。向かいにある別棟に入って相部屋の二段ベッドに荷物を置き、小屋の前のベンチに座り、眼前に広がる湿原と遥かかなたの至仏山にビールを献杯。
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 風呂に入って夕食となりましたが、献立は…いや言うまい、強力さんたちがえっさえっさと担いできてくれたことを想起しましょう。部屋に戻ってベッドに寝転び、『怒りの葡萄』を読んでいると、屋根を打つ雨の音が聞こえやがて激しくなってきました。明日の天気が心配です。予定では尾瀬沼を歩き、三平峠を越えて大清水で迎えのバスに乗るつもりですが、どうなることやら。
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 本日の四枚です。
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by sabasaba13 | 2013-10-13 06:24 | 関東 | Comments(0)
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