房総編(8):鋸山(12.7)

 まずは、1966(昭和41)年にかつての石切場跡に、世界戦争戦死病没殉難者供養と交通犠牲者供養のためにつくられた百尺観音へ。このあたりは切り出した鑿の跡も生々しく苔生した石の壁が垂直にそそり立ち、異次元のような雰囲気です。はるか上を見上げると、でっぱった石の上には手摺りがついています。あれが噂の地獄のぞきですね。
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 来た道を戻り、長い石段をのぼりきると、そこが地獄のぞき。高い所はあまり気にならないので、さっそくよじのぼり手摺りのある先端部まで行ってみました。おおこれは絶景だ。海、港、町、山なみを手に取るように一望でき、下をのぞけば先程見た百尺観音のあたりです。視界がクリアでないのが返す返すも残念ですが、素晴らしい眺望を満喫することができました。
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 そして不動滝、護摩窟を拝見しながら、石段や坂道をだらだらと下りていくと、大仏へと向かう参道に到着。まだ紫陽花がきれいに咲き誇っていました。
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 そして日本最大の大仏、薬師瑠璃光如来とご対面。何でも、世界平和・万世太平を祈願し、1783(天明3)年に大野甚五郎英令が27人の門徒と共に3年かけて岩山を彫刻した石仏が原型で、その後1966(昭和41)年に修復されたとのこと。さてそれではロープウェー駅へと戻りましょう。石段や坂道をだらだらと上り、千五百羅漢道を抜けて三十分ほど歩くと駅が見えてきました。
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 内房線は一時間にほぼ一本しか走っていないので、五分後に出発するあのロープウェーに乗らないと、ちょいと厄介なことになります。んが、駅を眼前にしてへたりこむほどの疲労感が全身を包み、膝ががくがくと笑いはじめました。おかしいなあ、健脚だと自負していたのだがなあ。さっきお賽銭をあげなかったので仏罰があたったのか、たんに寄る年波のせいなのか。手摺りにつかまりながら駅へとたどりつき、かろうじてロープウェーに乗り込むことができました。ゴンドラの椅子にへたりこんで疲労回復を待ち、山麓駅からよたよたと歩き15:47発の列車に予定通り間に合うことができました。なお浜金谷駅から南へ一つ目の保田駅近くには、菱川師宣の墓がある別願院、彼の生誕地、そして徒歩二十分のところに菱川師宣記念館があるのですが、今回は木更津散策を優先しました。

 本日の四枚です。
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by sabasaba13 | 2013-10-28 06:18 | 関東 | Comments(0)
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