イタリア編(54):グッビオ(12.8)

 さて時刻は午後二時半、そろそろ昼食にいたしましょう。バルダッスィーニ通りに戻り、何軒かあるレストランのメニューと雰囲気を物色、雨夜の品定めをしていると、古ぼけたフィアットが停車してありました。やはりこの街並みの雰囲気とよく似合いますね。さてわれわれが選んだのは、"Ristrante dei Consoli"というお店。
c0051620_6155345.jpg

 入口に掲げられたメニューに記してあるイタリア語と英語を、二人であーでもないこーでもないと解読したところ、どうやら、生ハムとチーズ、トリュフ(tartufo)をのせたニョッキ(gnocchi)と、鴨ソースの平打ちパスタ(tagliatelle)、そしてバルサミコソースの薄切り牛肉のソテー(tagliata)、しめて25ユーロ、"もってけ泥棒"的なお値段でした。しかし経験則でいうと、これを二人前注文するのは危険ですね、ヘイスタック・カルホーンのようにお腹が出てしまうのは必定。一人前にして、足りなかったらア・ラ・カルトで追加注文することにしましょう。でも二人で一人前の料理しか注文しないと、小股の切れ上がった鯔背な店員さんから、「そんなしけた客はお呼びじゃねえ、さあけえったけえった」と早口のグッビア弁でまくしたてられるのではないかしらん。まあ、案ずるより産むが易し、当たって砕けろ、とにかく中に入ってみましょう。店内は清潔感にあふれた心地よい雰囲気で、そろそろ昼食時間も終わるためか、客はわれわれ二人だけ。山ノ神が件の料理を一つ注文すると、給仕の女性はにこやかに微笑んで"Si"、ああよかった。これで平常心に戻ったのか、山ノ神は「野菜が少ないわね」と呟くやいなや、給仕を呼んで英語で「ルッコラ(rucola)とトマトのサラダを作ってもたえますか」と特別に注文、これまた"Si"。そして出てくる料理を、次から次へとたいらげてしまいました。各料理の味を論評する味覚も記憶力も表現力もないので、ただ一言。全部美味しかった! もう舌鼓は、エルヴィン・ジョーンズの如きポリリズムを叩きっぱなし。量的にもまったく問題なく、デザートに出されたプリンも別腹に入れるまでもなく本腹におさめました。これだけの味でこの値段、このレストランと鳥かごリフトに出会うためだけでも、グッビオを訪れる価値は十二分にあります。今回の旅の中で、先述したペルージャのレストランと双璧の食事でした。記念に男女トイレ表示を撮影し、"grazie mille !"と丁重にお礼を言って料金を支払い、外へ。
c0051620_6162122.jpg


 本日の七枚です。Buon appetito !
c0051620_6164421.jpg

c0051620_617834.jpg

c0051620_6173298.jpg

c0051620_6175699.jpg

c0051620_6181815.jpg

c0051620_6184111.jpg

c0051620_61971.jpg

by sabasaba13 | 2014-01-17 06:19 | 海外 | Comments(0)
<< イタリア編(55):グッビオ(... イタリア編(53):グッビオ(... >>