立山・黒部編(4):室堂平(12.9)

 十分ほどで終点の室堂に到着。室堂ターミナルのコインロッカーに荷物を預け、さあ室堂平の散策を開始。ここ室堂平は立山黒部アルペンルート内の最高点に位置し、観光と登山の拠点として最も賑わいを見せる場所だそうです。立山三山(雄山・浄土山・別山)をはじめ剱岳や大日連山など3,000m級の山々を望むことができるほか、みくりが池や地獄谷などの散策スポットもあります。特別天然記念物の雷鳥も多く生息しているそうですが、過度な期待は慎みましょう。まずはターミナルの前にある立山玉殿(たまどの)の湧水へ。トロリーバスが通る立山トンネル内の破砕帯から導水した美味しい水を一口いただき、ペットボトルに入れてさあ出発。
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 遊歩道が整備されているので、安心して歩けました。すこし風があるため、みくりが池にはさざ波がたち、周囲の景色や山容を鏡のように映す美しい光景が見られなかったのは残念。
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 荒涼とした地獄谷を展望台(エンマ台)から遠望し、しばらく歩くと草紅葉がたいへん美しい雷鳥沢を見渡すことができました。おおこれは素晴らしい。山々の峨々たる偉容、その斜面を彩る赤・黄・橙・緑の色の饗宴。クロマメノキ、ナナカマド、ミネカエデ、ダケカンバなどの草木だそうですが、しばらく時も忘れて見惚れてしまいました。
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 左手に干上がったりんどう池を見ながらすこし歩くと雷鳥沢ヒュッテ、こちらでトイレを借りました。
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 なおこちらには「これより先、火山ガス濃度上昇のため通行注意」という立て札がありました。鶴亀鶴亀、さっさとターミナルに戻ることにしましょう。途中にあった「山崎カール」という解説板には、次のような説明がありました。
 正面に見えるおわんのようなくぼみは、氷河によって山腹が削られてできたもので、カール(圏谷)と呼ばれています。立山にはこのようなカールがいくつもあり、氷河が削った岩の傷(さっこん)も見られます。
 山崎カールは、氷河地形の研究家であった山崎直方氏によって1905年に指摘されたカールで、国の天然記念物に指定されています。
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 みくりが池とみどりが池の間を通り、しばらく歩くと古い小屋に着きました。これが日本最古の山小屋、立山室堂ですね。
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 解説板を転記します。
 現在残っている日本最古の山小屋で、立山における信仰や民俗の様子を伝える貴重な建造物です。「室」とは宿泊所という意味があり、「堂」とは御堂などといわれるように宗教施設を示すもので、室堂は、その両方の役割を合わせ持ったものでした。文献には、現在の建物は1726年(享保11年)に再建されたと伝えられており、それ以前にも建物があったことが確認されています。平成7年には国の重要文化財に指定されました。

 本日の四枚です。
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by sabasaba13 | 2014-03-31 06:47 | 中部 | Comments(0)
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