立山・黒部編(13):千畳敷カール(12.9)

 気を取り直して反対側にまわり、千畳敷カールを散策することにしましょう。カールとは前述のように、二万年前、氷河期の氷で削り取られたお椀型の地形。中央アルプスには日本を代表する「千畳敷カール」「濃ヶ池カール」等があり、ここ千畳敷カールは高山植物の宝庫、そして美しい紅葉のとして知られています。眼前には、お椀の片側が斜めに欠けたようなカールが広がっていますが… 凄い。おととい見た弥陀ヶ原や室堂の草紅葉も素晴らしかったのですが、それに輪をかけて美しい。えぐられたようなカールの斜面を埋めつくすナナカマドやダケカンバなどの低木がさまざまな色合いで紅葉し、岩肌や巨石の白、空の青とあいまって、まるで色の小宇宙。美しい風景を見ると思わず頬がゆるみ微笑みがわいてきます。二人で笑みをこぼしながら、写真を撮りまくりました。遊歩道もあり、四十分ほどで一周できるとのことですので、歩いてみましょう。まずはお椀の縁に沿って歩きながら、カールを見渡します。はぁ そしてお椀の底におりて下からカールを見上げます。はぁ この美しさを前にすると、もう溜め息しかでません。はあ 神さまが自然を創造したときに、この千畳敷カールをパレットにして色をつけたのでは。しかし台風の余波か、雲が湧きはじめ、青空も狭まってきました。そろそろ潮時かな、名残りは尽きねどロープウェイに乗って下山しました。今度は高山植物が咲き乱れる夏に来てみたいものです。
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 しらび平駅からバスに乗り、途中の駒ヶ根高原で下車。このあたりで昼食をいただきましょう。観光案内所で地図と資料をもらい、蕎麦の美味しいお店を訊ねたところ、「駒草屋」を紹介してくれました。数分歩いてお店に到着、さっそくざるそばと五平餅をたいらげました。近くにあった「明治亭」でソースかつメンチサンドを購入し、駒ヶ池の周囲を散策。
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 鏡のような湖面が、周囲の緑や山々をきれいに映しておりました。
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 再びバスに乗って駒ヶ根駅に戻り、飯田線に乗って岡谷へ。中央本線に乗り換えて上諏訪へ、そして特急「あずさ」に乗って帰郷の途につきました。ソースかつメンチサンドをぱくつきながら、さきほどもらった駒ヶ根の観光パンフレットを眺めていると、あっ、駒ヶ池の近くに「葉山嘉樹碑」があったんだ。そういえば、彼は転向したあと、長野県で暮らしていたんでしたっけ。今度は夏に来て、千畳敷カールのお花畑とこの碑を訪れたいと思います。
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 本日の七枚です。
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by sabasaba13 | 2014-04-11 06:30 | 中部 | Comments(0)
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