香嵐渓編(9):足助(12.11)

 散策を続けましょう。すこし先にあるのが「井筒亀」という肉屋さんで、名物は猪コロッケ。ミンチカツも購入して店先でいただきました。その味は…根岸の里の侘び住まい、それにつけても金の欲しさよ。店頭にころがっていた、縛られた猪の剥製がもののあはれを感じさせてくれます。
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 「蘇民将来子孫也」というお札や、「ドルフィンヨーグルト」の箱などを撮影し、やや行くと「足助中馬館」です。
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 大正元年に建てられた稲橋銀行足助支店の社屋を改装して、足助の商業や金融・交通・町並み等の資料を展示していました。なお中馬(ちゅうま)とは、道程の途中、中継ポイントで次々と馬を換えていくやり方で、山間部の多い信濃や甲斐で発達した物流方法です。なお裏に行くと、巴川に張り出すように建てられた家々を眺めることができます。
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 お釜稲荷の鳥居の脇で、ユニークな形の窓を発見。その先にある志賀酒店は、大きな看板をどんどんどんどんと四つ掲げた懐かしいつくりです。
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 このあたりでUターン、そろそろ集合場所の駐車場に戻りますか。テルミ美容室には解説板があったので、後学のために転記します。
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 初代のおばあさん、通称『まあさん』は日本髪を結って50数年。明治11年生まれの『まあさん』は、髪を結うのが三度の飯より好きで当時50人近く足助にいた芸姑さんの髪をほとんど結っていたそうです。その当時、西盛座で日本髪を結う大会があって、まあさんは舞台の上で芸姑さんをモデルに奮闘した写真も残っています。現在の店主で三代目。
 うーん、後学にはならないかな。でも人に歴史あり、足助の町で女衆の髪を愉しそうに結っていたまあさんのことは(しばらく)忘れないでしょう。三度の飯より好きなことをたずきにして、互いを支え合い、端を楽にする(働く)、そんな町だったのかもしれません。

 本日の二枚です。
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by sabasaba13 | 2014-04-24 06:36 | 中部 | Comments(0)
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