京都錦秋編(6):渉成園(12.12)

 朝目覚めて天気情報を見ると、午前中はおおむね晴れ、午後にかけて曇り時々雨ということです。うむむ、"天下無双の晴れ男"という看板を下ろさねばならぬか。最上階のレストランで朝食をいただき、窓から京都の町を撮影。それでは駅の北側にある京都サイクリングツアープロジェクト(KCTP)まで歩いていき、自転車を借り受けましょう。京都駅構内は、観光客で大混雑。朝一番の紅葉は、やはり心静かに眺めたいものです。というわけで、穴場of the 穴場、渉成園をまず訪れることにしました。燃えるように黄色く色づいた東本願寺のイチョウを横目に路地へと入り、すこし走ると渉成園に到着です。
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 池泉回遊式庭園をもつ東本願寺の飛地境内地(別邸)で、1641(寛永18)年に三代将軍・徳川家光から当地約一万坪が寄進され、石川丈山の趣向を入れた作庭がなされました。二度にわたる火災のために園内の諸殿は焼失。現在の建物は明治初期から末年ごろに至る間に順次再建されたものだそうです。それでは中に入りましょう。見頃をやや過ぎたとはいえ、端正な趣のお庭にはきれいな紅葉が散見されます。なによりも嬉しいのは、その森閑とした雰囲気です。参拝客はほんの数名、さきほどの京都駅の雑踏が別世界のようです。困った時の渉成園、何はなくとも渉成園、当たり前田の渉成園ですね。ユニークな意匠をした楼門造りの傍花閣(ぼうかかく)のあたりや印月池(いんげつち)のほとりをそぞろ歩き、写真を撮りまくりました。
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 これから京都御所の東にある梨木神社へと向かいます。自転車にまたがり、近くのお宅でフェイス・ハンティング。東洞院通をひたすら北上し四条通を渡ったところで、いかつい感じの洋館、辻医院を発見。
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 さらに北へ走ると三条通沿いに中京(なかぎょう)郵便局がありました。1902(明治35)年に建設されたネオルネサンス様式で、赤レンガ造りの美しい外観が特徴です。一時は局舎の取壊しが決定されましたが、反対運動などもあり、外壁を残したままで内部のみを新築する建築手法(ファサード保存)を用いて改築されました。最近よく見かけるこの手法の、日本における最初の実施例だそうです。その先にあるのが、仏教関係の学術書を扱う老舗出版社、平楽寺書店。1927(昭和2)年に建築されたそうですが、2階と3階を貫くトスカナ式のジャイアントオーダー(数階の高さに渡る柱)や、可愛いバルコニーには驚きます。なぜ本屋さんがこのような意匠にしたのでしょう???
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 本日の二枚です。
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by sabasaba13 | 2014-05-08 06:29 | 京都 | Comments(0)
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