言葉の花綵114

 即時であれ、未知の、そして不定の末来においてであれ、結果として、行動にならないかぎり、伝達はない。新しい行為にみちびかない伝達は伝達ではない。(ノーマン・メイラー)

 私は、語ることにおいて、状況を変えようという私の企図そのものを通じて、状況を暴露するのだ。(サルトル)

 我々はどこから来てどこへ行くのか。(ペトラルカ)

 国家は事実上、今日、巨大会社という形で組織化されている資本主義的権力の一機能にすぎないことを我々は認めなければならないだろう。(W・フリードマン)

 国民は自らを守らねばなりませんが、自らを犠牲にしてはなりません。国民は銃弾によって、殺されたり、蜂の巣にされたりしてはなりませんが、屈辱を受けさせられてもいけません。(サルバドール・アジェンデ)

 科学者になるには自然を恋人としなければならない。自然はやはりその恋人にのみ真心を打ち明けるものである。(寺田寅彦)

 平々凡々たる人間生活を立派にして、しかもなお、異常極まることを想像したり、考えたりして下さい。(渡辺一夫)

 己れに忠実なれ、この一事を守れば、あとは夜が日につづくごとく、万事自然に流れだし、他人にたいしても、いやでも忠実にならざるをえなくなる。(『ハムレット』 シェークスピア)

 我々が光明を知った後に、このような暗闇へ再び陥らねばならなかったことを、後の世の人々は理解できないでしょう。(ジャン・カステリヨン)

 共産主義はよい。然し共産党は悪い。ただしその共産党を力で抑えるな。蒋介石の二の舞をしてはいけない。共産党は国内の弱点と病弊から起るのである。外の力を使って抑えるよりは内を顧みて是正するのが大切である。(パール博士)

 知ることに果敢であれ。(ホラティウス)
by sabasaba13 | 2015-02-07 07:54 | 言葉の花綵 | Comments(0)
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