出航は午後二時、それまで一時間ほどあるので昼食をとることにしましょう。ガイドブックに掲載されていた「ウニとイクラのハーフ丼」目当てに知床料理「一休屋」に行ったところ、店内には長蛇の列ができていました。店の方に訊くと一時間以上はかかるとのこと、とても間に合わないので潔く撤退。すぐ近くにあった「ボンズホーム」というお店で、栗じゃが芋をつかった熱々ホクホクのグラタンをいただきました。さて出航まで少々時間があるので、付近を散策することにしましょう。海産物屋さんの店頭では、魚をくるくる回しながら乾燥させて干物にする器械が作動中。
ペレケ川にかかる橋を渡ると、産卵のために遡上したサケ(マス?)や、役目を果たし終えたその死骸を無数に見ることができました。ほんとうは、ここから少し離れたところを流れる遠音別川を遡上するカラフトマスの大群を見たかったのですが、時間の関係で省きました。その光景の一端だけでも見られたので諒としましょう。ハマナスの花が咲いていましたが、私ははじめて見ました。
そしてクルーズの事務所に戻ると、たくさんの観光客が集まっていました。インターネットで入手し持参した割引クーポンを提示して、乗船券を購入。正規料金8000円が割引クーポンで7200円となりました。ふとガラスケースに目をやると、酔い止め薬を200円で売っています。
宮古島八重瀬クルーズ、
石廊崎遊覧船、
竹富島への高速船、
軍艦島クルーズなどなど、これまでいろいろなクルーズや船旅を経験して、三半規管はけっこう鍛えられていたという自負はあります。でも…オホーツク海だしなあ、ちょっと弱気になって薬を購入しその場で飲みました。ま、ブラシーボの効果があるかもしれません。近くの駐車場で予約順に整列、私はかなり前の方です。ぞろぞろと港へと移動しながら、エゾ鹿角博物館、ゴジラ岩、オロンコ岩を撮影。そして救命胴衣を身につけて順番にクルーザーに乗り込みます。
本日の二枚は、ゴジラ岩とオロンコ岩です。