北海道編(32):納沙布岬(13.9)

 さて列車は根室をめざして、広野の只中を疾駆していきます。単線のため茶内という駅で対向列車を待ち合わせ、下車してホームと駅舎をぶらつくと、あちこちにルパン三世や銭形警部のパネルがありました。ここ、はまなか町はモンキー・パンチ氏の故郷なのでした。なお一日に3~5便、「ルパン列車」が運行されているそうです。ついでに「置石は犯罪です」というワイルドなポスターと、駅舎の窓を利用した顔はめ看板を撮影。
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 そして出発進行、やがて右手に海が見えてきます。途中で、貨車を利用した駅舎をいくつか見かけました。
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 寝転ぶ牛さんたちや、(たぶん)地吹雪除けのフェンスを車窓から撮影していると、東根室駅を通過しました。
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 ここは「日本最東端の駅」だそうです。ちなみに最北端の駅は三日前に訪れた稚内駅、最西端の駅は沖縄空港駅、最南端の駅は赤嶺駅。列車はが10:40に根室駅に到着。
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 駅前にあった観光案内所で資料や地図をいただき、10:45発の納沙布岬行きバスに乗り込みました。資料にざっと目を通すと、桂木と友知の間でソ連軍侵攻に備えて日本軍がつくったトーチカ群が車道から見られるそうです。目を皿のようにして車窓から凝視しましたが…発見できず。納沙布岬で現地の方に訊ねて、復路では必ずや見つけてみせましょう。昆布をひろげて干しているところをよく見かけました。「歯舞」というバス停がありましたが、きっと歯舞諸島も岬から遠望できるのでしょう。
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 バスは11:29に納沙布岬に到着。帰りのバスは13:00発なので、一時間半ほどこのあたりを漫歩することにしましょう。ご当地電話ボックスは、アザラシを乗せた流氷をかたどっていました。ご当地便所は、花咲ガニを模したもの。
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 当然男女表示もカニでした。余談ですが、ここは日本最東端のトイレだそうです。日本最北端のトイレは…知りません。
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 とるものもとりあえず、まずは納沙布岬灯台へ。バス停から歩いて数分ほどですが、予想通り、"北方領土"返還を求めるモニュメントが櫛比していました。碑文をざっと転記しますと、「奪還 日本の皇土国土北方領土」「日本固有の北方領土」「魂 北方領土祖国復帰は日本国民の悲願」「近くして遠く在りし故郷の誰が渡りしと未来に夢たくし」「祈願 北方領土奪還」「返せ北方領土」「返せ全千島樺太北の防人」「呼び返そう 祖先が築いた北方領土」「島を還せ」「一億の切なる願い島帰れ この間近なる岬に叫ぶ」などなど。ちなみに"皇土"という、現天皇が聞いたら眉を顰めるような表現をされていたのは、宮城県民族派有志二十八名の方々、全員男性なのがいたく印象的でした。
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 本日の一枚です。
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by sabasaba13 | 2015-03-29 06:33 | 北海道 | Comments(0)
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