北海道編(41):花咲灯台(13.9)

 そして根室市役所の近くにあるレストラン「どりあん」で、根室のご当地B級グルメ、エスカロップをいただきました。"漁師が早く食べられて、ある程度ボリュームのあるメニュー"として作られたそうで、タケノコ入りのバターライスに薄切りのトンカツをのせてデミグラスソースをかけた一皿、美味しうございました。それにしてもなぜ"エスカロップ"という名称なのか? インターネットで調べたところ、フランス語の「エスカロープ(escalope)=肉の薄切り」から命名されたとのこと。なぜフランス語なのかという疑問も残りますが。もう一つの疑問は、なぜタケノコご飯なのか? こちらもインターネットによると、「根室にローカライズされた進化の結果」だそうです。エスカロップのルーツは東京新橋の洋食店だそうですが、東京の味をそのまま受け入れるほど、当時の根室市民は甘くはありませんでした。最初はマッシュルーム入りのケチャップライスだったのが、くどいという理由で白ご飯やバターライスに変えられ、まずケチャップが脱落。次にマッシュルームがなかなか手に入らなかったので、代わりにタケノコを使うようになったそうです。うーん、奥が深い。
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 店を出ると渡りに舟、すぐにタクシーがつかまりました。運転手さんにコースを説明して、落石岬ではすこし待っていていただきたいと依頼すると快諾してくれました。それでは出発、まずはすぐ近くにある根室キリスト教会へ。とんがり屋根の尖塔がチャーミングな白亜の教会を撮影。数分走ると明治公園に到着、1875(明治8)年に開拓使役根室牧畜場として創立され函館に次ぐ北海道二番目の牧場跡です。公園のシンボルであるレンガ造りの三本のサイロを撮影。
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 ここから十五分ほど走ると花咲岬です。駐車場からすこし歩くと、すぐにお目当ての花咲灯台に着きました。花咲岬の突端に立つ赤と白に塗られた四角形の灯台を撮影。なおこの灯台の下には放射状節理構造の玄武岩で、車輪を想わせる形をした奇岩、『車石』があるそうです。あっそうか、駐車場にあった公衆トイレは車石を模したものだったんだ。
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 本日の二枚です。
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by sabasaba13 | 2015-04-20 06:34 | 北海道 | Comments(0)
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