重森三玲の庭編(15):蓬春庭(14.3)

 お代を支払い、お庭を見せてほしいと店の方に頼むと、快く了承してくれました。ここ「蓬春庭」は、かつては篠山藩家老屋敷であった旧畑氏邸内に、1969(昭和44)年に三玲が作庭したもので、73歳のときのものです。ん? ということは、昨日拝見したとてつもない二つの庭、天籟庵の露地庭と友琳の庭と同じ年につくられたのですね。施主の好みを反映したのか、このお庭は伝統との真っ向勝負。石組、築山、苔で構成されたオーソドックスな枯山水です。しかし彼の美学が随所にあらわれているように思えます。白砂の上に大胆に敷かれた沢渡石を歩くと、海の上を浮遊しているような軽やかな気持ちになります。二つの三尊石組も、こじんまりとまとまらず、それぞれの石が激しく自己主張をしています。圧巻は白砂の上に独座する船石あるいは鯉魚石。まるで海中から飛び上がり、天へと駆け上ろうとするかのようなダイナミックな形です。さすがは重森三玲、石と話し、石の声に耳を傾けることができたのですね。
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 それでは自転車に乗って、篠山の町並みをめぐりましょう。如月庵の近くには「丹波杜氏酒造記念館」がありました。ささやま幼稚園のラブリーな交通安全足型飛び出し小僧を撮影して、河原町妻入商家群へと向かいます。
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 街道の面影を残した町並みのここ河原町は、築城後まもなく町づくりがはじめられ、城下町篠山の商業の中心として大変栄えました。道の両側に、白壁・妻入りの古い商家・町屋が建ち並ぶみごとな景観です。でもなぜ妻入りなのでしょう、出雲﨑と同様、間口の幅に税金がかけられたので狭くするためでしょうか。ご教示を乞う。
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 本日の四枚です。
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by sabasaba13 | 2015-07-21 06:30 | 近畿 | Comments(0)
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