重森三玲の庭編(41):北野異人館街(14.3)

 それでは昼食をいただきますか。ライト坂をおりて川沿いの道をしばらく散策し、桜がもっとも花開いているあたりで座り、「ユーハイム」の神戸牛ミート・パイ、「イスズベーカリー」のカレーパン、フランスDEあんことバターをいただきました。桜の花越しに見えるライトの館もなかなかおつなものです。
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 それでは阪急芦屋川駅から三宮駅へと戻り、北野異人館街を徘徊することにしましょう。三宮駅で下車して、北野散策の前に珈琲を飲んでひと休みすることにしました。が、○タ○バ○ク○や、○ク○ル○オ○ルといった全国チェーンのコーヒー・ショップはどこも満席です。ま、地方から中央に利益を吸い上げる吸血ポンプのような企業に貢献する気などさらさらないので、それはそれで結構。地元資本の喫茶店はないかなと駅前で物色していると…あった、「ピカソ」という喫茶店に入って珈琲を所望。友の手の如く強きコーヒーを飲み、紫煙をくゆらしながら一息ついて、ガイドブックを見て歩くコースを確認しました。それでは出発、三宮駅構内には「蓬莱551」がありました。われわれは結構好きなのですが、東京ではあまり見かけません。
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 北野坂をゆるゆるとのぼっていくと、左に北野物語館がありました。1907(明治40)年に建築された木造2階建ての住宅(旧M.J.シェー邸)ですが、現在はス○ー○ッ○スの店舗として利用されています。もちろん寄らずに素通りしてどんつきを右に曲がると北野通です。おおっさすがは北野異人館街、たくさんの観光客でみちあふれていました。異人館のうちいくつかは無料で公開されていますが、多くは有料でしかも500~1000円と(われわれにとっては)高額です。「身銭を切ってどこかに入る?」と御神託を請うと、しぶちんの山ノ神曰く「ぱす」。さすがはわが荊妻、「御意」と答えて無料公開の洋館だけちょっと寄ることにしました。まず左手に見えるのがパラスティン邸、明治末にロシアの貿易商、パラスティン氏の邸宅として建てられた洋館です。
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 旧パナマ領事館は明治末にヒルトン邸として建てられ、のちにパナマ領事館となった家です。右手にある英国館は1907(明治40)年に建てられたコロニアル様式の家で、歴代イギリス人が住み続けたそうです。
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 洋館長屋はもともと居留地にありましたが、明治末にここに移され、外国人向けのアパートになっていた家で、左右対称に軒を連ねる珍しいつくりです。ベンの家は、1902(明治35)年に神戸居留地に商館として建築された西洋館で、その後ここに移築され、イギリス貴族で狩猟家のベン・アリソンの邸宅となりました。館内には、狩猟家だったベンが世界各地で射止めた動物の剥製が展示されているそうですが、入館料500円を払って可哀想な動物たちの死骸を見る気にはなれません。
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 本日の一枚です。
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by sabasaba13 | 2015-09-06 07:04 | 近畿 | Comments(0)
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