重森三玲の庭編(50):秀石庭(14.3)

 地上にでるとまだ小糠雨は降り続いていました。桜の名所、南天満公園の桜は七分咲き。
c0051620_6272573.jpg

 そして天満橋・天神橋という二つの名橋を撮影。
c0051620_6275020.jpg

 朝食として「KOO」というレストランで卵サンドイッチと珈琲をいただきました。なおこのあたりには、桜宮旧公会堂、大塩の乱跡、洗心洞跡といった名所旧跡、桜宮橋という名橋もあるのですが、時間もないので省略しました。
c0051620_6281256.jpg

 そして歩いて大阪城へ、こちらもたくさんの桜がありましたが、満開にはまだ遠い状態でした。
c0051620_62833100.jpg

 ここ大坂城公園内にある豊国神社は、豊臣秀吉を主神、息子の秀頼、弟の秀長を配祀しています。お目当ての「秀石庭」へ行ってみると…施錠されていて中に入ることができません。
c0051620_62857100.jpg

 帰り際に社務所で訊ねると、浮浪者の野宿を防ぐための処置とか。うーん、いろいろな事情もあるでしょうが、やはり中に入ってじっくりと見たいもの、善処を望みます。しようがないので、門扉の上から覗き込み、写真を撮影しました。瓢箪の意匠がほどこされた石の舞台から、豪壮な石組を鑑賞するという構成をとっています。前掲書によると、ここ大阪城の地にはかつて石山本願寺があったので、この石山にちなんで重森三玲は蓬莱式の石組を基軸としたそうです。ちなみに不老不死の仙人が住む蓬莱島には蓬莱山という霊山がそびえているという道教の神仙思想があり、人が簡単には近づけない峻厳な絶壁を表現するために巨石を立てたり、鋭い形の石を配置したりすることが多いとのことです。また、豊臣の馬標は千成瓢箪であることから、庭の地割も瓢箪紋となっているそうですが、門扉越しにはよくわかりませんでした。それでも雨に濡れてしっとりとした色を発する峻厳な岩々、それを映す水たまり、その背景を彩る桜花を満喫しました。でもやはり舞台から見てみたいものです。そうそう、門扉には「豊国」という字がデザインされていることもお見逃しなく。
c0051620_629244.jpg

 本日の三枚です。
c0051620_6294638.jpg

c0051620_630635.jpg

c0051620_6302455.jpg

by sabasaba13 | 2015-09-16 06:31 | 近畿 | Comments(0)
<< 重森三玲の庭編(51):岸和田... 重森三玲の庭編(49):恵美須... >>