スイス編(2):前口上(14.8)

 というわけで、総行程15日間の計画の骨子ができました。後は野となれ山となれ、臨機応変かつ融通無碍かつ良い加減に行動するのみです。往復の飛行機はJTBに行って、早割でスイス航空の成田→チューリヒ、ジュネーヴ→チューリヒ→成田の便をおさえてもらいました。なお同航空はスターアライアンスのメンバーなので、これでマイルが大幅にたまります。また列車によるわりと長距離の移動があるので、四日通用の「スイス・セーバー・フレキシー・パス(SWISS SAVER FLEXIPASS)」も購入してもらいました。これは大人二人以上で利用すると10%割引となるものです。なお山ノ神の希望で1等車です。もう一つ、ベルニナ・エクスプレスのサン・モリッツ‐ティラーノ往復指定席と、グレッシャー・エクスプレスのサン・モリッツ→ツェルマット間の指定席の予約もお願いしました。ハイ・シーズンということもあって念には念を入れた方がよいでしょう。
 さて問題は宿です。今まではやはりJTBに予約をしてもらったのですが、今回は試しに「エクスペディア(Expedia)」という、インターネットによるホテル予約サイトを利用してみました。条件としては駅から近いことと、中くらいの料金。すこし不安だったのですが、結論から言うと問題はまったくありませんでした。これからはこれで予約することにしましょう。
 持ち物は、いつものように適当に用意しました。ほんとうに必要だったら現地で買うことにして、必要最小限の物だけをテニス・バッグに詰め込んで終わり。そうそう、山ノ神はLOWA(ローバー)の、私はLA SPORTIVA(スポルティバ)のトレッキング・シューズを忘れずに。なおこれは虫の予感なのですが、目覚まし機能付きのタニタのストップ・ウォッチをバッグに入れました。これが後日、まさかわれわれを救ってくれることになるとは思いもせずに。
 なお事前に読んだ参考文献は『スイス 歩いて楽しむアルプス絶景ルート』(ダイヤモンド社)と『スイス 鉄道の旅』(ダイヤモンド社)。持参した本は『地球の歩き方 スイス 2014~15』(ダイヤモンド社)、『文明崩壊(上・下)』(ジャレド・ダイアモンド 草思社文庫)、『森の生活 -ウォールデン-』(ソーロー 岩波文庫)です。というわけで毎度おなじみ、通訳・渉外・最終的意思決定は山ノ神、計画・添乗・引率・記録・荷物運び・末端的意思決定・雑務は小生という、泥舟の如く堅固で安倍政権の如く磐石なコンビネーションで旅することにしましょう。それでは出発。
by sabasaba13 | 2015-09-28 06:26 | 海外 | Comments(0)
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