もしデータを集めて、統計も取っておけば、おそらく実証できるだろう-アメリカ特有の、この国ならではの犯罪組織は、たった一つ、それは合衆国議会である。(マーク・トウェーン)
傲慢と無知というのは仲のいい兄妹。近親相姦でさらなる傲慢と無知をどんどん生み出す。(チャールズ・ケーレブ・コールトン)
医者は自分の失敗をすぐ葬り去ることができるが、建築家の場合はそうはいかず、依頼主に蔦を植えるようアドバイスするしかない。(
フランク・ロイド・ライト)
いいものを書くために欠かせないのは、嘘を見破る能力だ。どんな衝撃にも耐え得る完全内蔵型の嘘発見器。偉大な作家はみなそれを備えていた。創作のレーダーとして機能するのだ。(
ヘミングウェイ)
今度の選挙の結果は、もう今からばっちりお見通しだ。勝利するのは間違いなく、市民の暮らしと苦しみを屁とも思っていない、年食った白人男性! (クレイグ・キルボーン)
絶えず働いて摩耗して駄目になるよりは、錆びついて駄目になるほうがましだな。(『ヘンリー四世』 フォルスタッフ)
旅先で美しい光景に出合えるのは
旅ではふだんと違う
時間帯に目覚めて動いているから (ウィリアム・カーロス・ウィリアムズ)
ほんの小半時でも、大人が介入しない世界に浸る-それこそが成長の現場だったんじゃないかと思う。(
アーサー・ビナード)
興味がわく町は、人々の仕事に出会える町であり、旅人は思わずそこにひき込まれる。わざわざ休暇をとってやってきた旅人が。(アーサー・ビナード)
主人公は、一見どうでもいいものに目を向け、行きずりの相手への心遣いも実に細かい。だが、彼の本当の取り柄は、流れに身を任せてくよくよしない適当さにあるのではないか。(アーサー・ビナード)
21世紀の、ぼくらのような青人草にとって、いちばん怖いことは根腐れだ。しっかりへばりついていないと、企業に国家にグローバリゼーションのペテンの嵐に、吹き飛ばされかねない。もちろん、そんな相手に負けるつもりはまったくないが。(アーサー・ビナード)