スイス編(45):ツェルマット(14.8)

 それでは夕食を食べに町へ繰り出しましょう。ツェルマットは以前にスキーをしにきたことがあるので、今回は二度目です。その時は、四日間滞在してマッターホルンの全容を見られたのはわずか数時間でした。でもゴルナーグラートからマッターホルンに向かって滑り降りたあの一本は、私のしょぼいスキー人生の中で最高のものでした。懐かしい町並みを愛でながらバーンホフ通り(Bahnhofstrasse)をぶらぶら歩いていくと、ケバブ屋を発見。さっそく入店してケバブをいただきましたが、なかなか美味でした。贔屓にさせていただきましょう。なお店先に"HALAL FOOD"という表示がありましたが、何のことでしょう。
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 山ノ神のご教示によると、ムスリムが食べて良い食材のことだそうです。ほー、勉強になりました。ちなみに今、ウィキペディアを調べてみたら下記の通りでした。
 ハラールは、イスラム法で許された項目をいう。端的にはイスラム法上で食べることが許されている食材や料理を指す。日本語に訳すと「合法的」という意味となる。反対に、口にすることを禁止されている物をハラームと言い、この語は「禁じられた」という意味でハーレムと同じ語源である。イスラム法の下では豚肉を食べることは禁じられているが、その他の食品でも加工や調理に関して一定の作法が要求される。この作法が遵守された食品がハラールとされる。
 教会の脇を抜け墓地の前を通り過ぎたところにある、マッター・フィスパ川にかかる橋が、マッターホルンを見られる格好の眺望ポイントです。
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 ブンダバー(Wunderbar)! マッターホルンをクリアに見ることができました。これが最後かもしれないと、写真を撮りまくり。なおこの川は氷河の水なのでミルク色をしています。橋を渡って左に曲がり、登山鉄道の線路をくぐって坂道をすこしのぼると、ツェルマットの町並みとマッターホルンをツー・ショットで撮影できました。残念ながら雲が夕日を隠しているため、マッターホルンのモルゲンロート(Morgenrot)は拝めませんでした。
 ホテル近くのCOOPに寄って缶ビール、牛乳、ヨーグルトを購入し、踏切(ラック・レールにさわれたぞ!)を渡ってホテルに戻り、シャワーを浴び、ベランダに出て闇の中に浮かび上がる孤高の"坐したる巨人"にビールで祝杯を捧げました。そして祈りましょう。明日も晴れますように、マッターホルンに雲がかからないように、おかみさんの鼻血が止まりますように。
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 本日の二枚です。
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by sabasaba13 | 2015-12-01 06:40 | 海外 | Comments(0)
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