伊勢・美濃編(3):波田須の道(14.9)

 朝、目覚めて窓から外を眺めると、川が見えました。おおっあれが熊野川か、念のためガイドブックで調べると、井戸川でした。熊野川の河口は新宮でした。
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 さて本日の旅程ですが、まずは熊野古道の伊勢路にあたる「波田須の道」を歩くために、JR波田須駅に向かいましょう。昨日購入した時刻表で調べておいたのですが、紀勢本線の亀山方面行きの列車は、熊野市駅を6:46に発車します。これを逃すと次の列車は8:21、このタイム・ロスは大きいですね。よって6:46発の列車に乗るために、フロントにモーニング・コールをお願いしておいたという次第です。歯を磨いて洗顔し、♪朝飯食べずに♪熊野市駅前に行くと、幸いなるかな、コンビニエンス・ストア「酒・弁当・氷」が開いておりました。やった。中に入ると嬉しいことにご当地B級グルメ「めはり」寿司がありました。やった。さらに「日本一 熊野大花火」というキッチュなご当地Tシャツも売っています。やった。もちろん両者とも購入、いきなり「やった」三連発とは幸先の良いすべりだしです。なお店先には「木本町寄り道マップ」という、付近の街並みを紹介する地図が貼ってあったので写真におさめました。後ほどこのあたりを徘徊するときに、利用させていただきましょう。
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 そして眼前にある熊野市駅に入り、定刻通りやってきた列車に乗り込みました。腹がへっては戦はできぬ、とるものもとりあえず「めはり」寿司をいただきましょう。高菜の浅漬けでくるんだおにぎりで、その大きさで口にほおばるとき目を見張るから、その名がついたとか。以前に熊野古道の中辺路を歩いたときも、お世話になりました。その質朴を満喫、おいしゅうございました。
 そして6:53に波田須駅に到着、時刻表によると熊野市方面に戻る列車は8:13発、一時間半ほどの予定で「波田須の道」を歩きましょう。なおこの列車に乗り遅れると、次の列車は9:44。ちゃきちゃき、かつ、ガチのローカル線ですね。
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 もちろん無人駅ですが、このあたりを紹介する看板がありましたので、参考のために転記しておきます。
徐福の里 波田須
 ここ波田須は、2,200年以上前に秦の始皇帝から不老長寿の仙薬を探すように命じられた古代中国の方士・徐福の伝承が色濃く残る里です。徐福の船団が上陸したと伝わる「矢賀(やいか)の磯」付近の「徐福の宮」に徐福が祀られて、この波田須を見守っています。また、波田須は弘法大師の伝説や、戦国時代にまつわる伝承が残る民話の里であり、熊野古道に囲まれた歴史の息吹を感じる自然豊かな地域です。
 私がかつて訪れたところでは、新宮にも徐福の墓と徐福公園、また佐賀県の昇開橋の近くには徐福上陸の地がありました。なお奈良文化財研究所飛鳥資料館倶楽部のサイトによると、青森、秋田、山梨、愛知、京都、三重、福岡、宮崎、鹿児島にも徐福伝説があるそうです。なぜ徐福にまつわる伝説を受け入れ語り継いできた地がこれほど多く、かつ北は青森から南は鹿児島にまで広範囲に及んでいるのか、興味深いですね。折口学が説く「まれびと」と関係があるのでしょうか。これはやってこなくていい宿題として抱えておきましょう。

 本日の三枚です。
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by sabasaba13 | 2016-03-08 06:42 | 近畿 | Comments(0)
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