伊勢・美濃編(7):松本峠(14.9)

 御親切にたくさんの竹の杖が用意されていました。そして…うぉっと、「スズメバチ出没注意!!」という注意書き。やれやれ、熊の次はスズメバチか。そういえば、タウシュベツ橋梁見学でお世話になったガイドさんが、ヒグマよりも怖いとおっしゃっていました。たしか「黒の服を着ているとやってくる」「手で払ったら攻撃されるのでじっとしているしかない」とコメントされていたのを覚えています。夏も終わっているので攻撃的でないことを祈りましょう。
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 かなり急勾配な石畳をのぼること十五分ほどで峠に到着、なるほどお地蔵さんがぽつねんと佇んでおられます。
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 解説板を転記しましょう。
松本峠
 ここから木本町側に下ると、七里御浜の延々と続くなぎさが一望のもとに見渡せる。大泊町から木本町に抜けるこの道はトンネルが整備されるまで重要な生活道路だった。江戸時代、元禄のころ、鉄砲撃ちの大馬新左衛門が、夜中に峠に差しかかると月下に得体の知れないものが立ちはだかってきた。思わず発砲し、命中したが近づいてよく見るとそれはこの峠のお地蔵様であったという。今もここに立つ地蔵尊の足元をよく見るとそのときの弾痕が残っている。また茶屋や廃寺もあり、学問所として読み書き、算術を教えていたという。今は、庵寺の先生の顕彰碑が、当時の寺子屋教育の遺徳を物語っている。
 なんだ、要するに「うっかり八兵衛」だっただけか、撃たれたお地蔵さんもいい迷惑です。足元をよく見たのですが、弾痕を視認することはできませんでした。男…もといっ弾痕ファンとしてはちょっと残念です。
 そして熊野市へ向けて道を下っていきました。途中で七里御浜と紀伊山地を見晴らせると期待したのですが、あまりよく見えませんでした。こちらも残念。とある石仏には、小さな白い石がたくさん奉納されていました。
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 十五分ほどで木本町に到着、町内の見どころ地図が掲示してあったので撮影しておきました。ベルリンオリンピック体操選手の有本彦六生家跡? ミュンヘンオリンピック体操選手の笠松茂生家? ディープですね。体操選手をたくさん輩出する土地柄なのかな。笛吹橋という橋がありましたが、平安時代、人びとを苦しめていた鬼たちを、坂上田村麻呂が清水寺の観音さまの助けを借りて退治した時に、勝利を祝って笛を吹きながらこの橋を渡ったそうです。なるほど、欄干が横笛の意匠になっていました。
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 本日の二枚です。
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by sabasaba13 | 2016-03-12 08:12 | 近畿 | Comments(0)
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