伊勢・美濃編(29):二見浦(14.9)

 ぱっちりと目覚めてテレビの天気予報を見ると、なんと、今日から三日間は晴れる模様です。旅行直前の予報ではすべて曇り時々雨だったのに、天下無双の晴れ男、ここに見参。さて、本日の予定ですが、まずは二見浦を見物、そして松阪へ移動して、深野のだんだん田を拝見。ここまでは確定していましたが、そのあとの行程についてはいまだに逡巡しております。松阪か(本居宣長物件・松阪牛)、四日市か(末広橋梁・潮吹き防波堤・近鉄内部線・ご当地B級グルメ「とんてき」・コンビナートの夜景)、一身田か(環濠の残る寺内町)、津か(ご当地B級グルメ「津ぎょうざ」)、桑名か(六華苑・古い街並み)。ちなみに今夜の宿泊地は犬山です。…(沈思黙考)…よろしい、決めた。四日市は見どころが多いので後日、再訪することにしましょう。松阪牛と津ぎょうざを食べて、一身田を見学して犬山に向かうことにしました。
 タイトな行程なので、泣いて馬謖を斬る、タクシーを利用。フロントに頼んでタクシーを呼んでもらい、まずは二見浦へ。鳥居の先の海面に、注連縄で結ばれた大小二つの岩が顔を出していますが、あれが有名な夫婦岩ですね。解説板によると、沖合700mの海中に鎮まる興玉(おきたま)神石の皇居として見なされているそうです。
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 そしてJR二見浦駅まで送ってもらいました。男岩(おいわ)と女岩(めいわ)を模した駅舎の中にはいろいろな展示物があったので、後学のため列車が来るまで拝読しました。二見小学校の校歌は、一番が明治天皇の、二番が昭憲皇太后の"御製"だそうです。何かの役に…立つかどうかわかりませんが、転記しておきましょう。
五十鈴川 清き流れの すえくみて こころをあらへ あきつしまびと
さしのぼる 朝日のごとく さわやかに もたまほしきは こころなりけり
 もしかすると、ジャズのスタンダード・ナンバー「Softly, as in a Morning Sunrise」の日本語タイトルはここからとられたのかな。それはさておき、解説は「ありがたい校歌である」と断定していますが、ありがたいかどうかは私が決めます。それ以前に、音楽を愛する者として、音楽を何かのために、例えば集団の一体感を高めるために利用することは好きではありません。よって、国歌も校歌も社歌も御免蒙りたいですね。ましてや歌うことを強制するなんて言語道断です。もうひとつの展示には、「夫婦岩の二見といえば…修学旅行のメッカです。晩ご飯を終えた夜8時前、旅館街では小学生が賑やかに走り回って歓声が」とありました。へえそうだったんだ。
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 本日の一枚です。
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by sabasaba13 | 2016-04-13 06:33 | 近畿 | Comments(0)
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