伊勢・美濃編(38):美濃太田駅(14.9)

 また駅構内に「堂上蜂屋柿」という興味深いポスターがあったので、後学のために転記しておきます。
スローフード協会「味の箱舟」「食の世界遺産」認定
 スローフード協会(本部イタリア)が1997年に始めた「味の箱舟」認定制度に2007年3月堂上蜂屋柿が認定されました。
 現在、全世界では大量生産、大量販売、過度な衛生管理などにより「個性的で安全な、手作りの食品」が絶滅の危機にさらされています。スローフード協会では、「味の箱舟」プロジェクトによって、こういった食品を救済する取り組みを行なっているのです。
 このままでは消えてしまうかもしれない、小さな手作りによる希少な食材を守る取り組みから「食の世界遺産」とも称されています。

堂上蜂屋柿の歴史
 平安時代の「明衡往来」によれば、美濃国司が朝廷に「枝柿」を献上したときのことが書かれています。この「枝柿」が蜂屋柿だと考えられます。室町時代には瑞林寺(蜂屋町)が室町将軍第十代足利義稙に、蜂屋柿を献上して「柿寺」の称号と、寺領十石の寄進を得たと伝えられています。江戸時代、柿一個が米一升と同じ価値があるとされ、貴重なお菓子として大切に栽培されてきました。その伝統を受け継ぎ現在も生産されています。
 へー、初耳でした。その意気やよし、スローフード協会にエールをおくるとともに、この干し柿をいつか食べてみたいものです。余談ですが、『MASTERキートン』(浦沢直樹・画 勝鹿北星・作 小学館)第11巻「特別なメニュー」に、孫文が干し柿を餡にねりこんだ月餅を考案したというエピソードがありました。その甘さは砂糖の1.5倍だそうです。

 本日の一枚です。
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by sabasaba13 | 2016-04-25 09:39 | 中部 | Comments(0)
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