秩父編(3):(14.10)

 それでは西武秩父駅に戻って昼食をいただくことにしましょう。途中に格安チケットの自販機がありました。駅からは、どんどんどんどんとチェロ・ケースを背負った四人の女性がこちらに闊歩してきます。チェリストの末席を汚す者としてお近づきに…いかんいかん、良識を失わないようにしましょう。
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 お食事処「仲見世」に入って注文したのは、もちろん秩父名物のB級グルメ、わらじカツ丼とみそポテトです。ま、それなりに美味しかったです。
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 ここから歩いて秩父鉄道御花畑駅へ、このあたりから秩父駅にかけてレトロな建物が目白押しとのことです。事前に調べて印刷してきた地図を片手に、Here we go! おっカラオケスナック「HELMES」があるぞ。旅人の守護神にして文化英雄(トリックスター)ヘルメス、こいつは端から縁起がいいわい。
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 片山医院は偶然に見つけた物件ですが、下見板張りの洒落た洋館です。
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 番場通りと昭和通りの交差する四つ角には、四つのレトロ建築がどんどんどんどんとありました。まずは小池煙草店。解説を転記します。
 この建物は、番場通りと昭和通りの交差する角地に建てられた木造二階建てで、北西側(番場通り側)の屋根が高くした片流れ造金属板葺きとなっています。外壁は屋根を隠す位置まで大きく立ち上がり、最上部にはコーニスと葉飾りのモールディングを施し、交差点隅部を曲面として、煙草売場カウンターを設け正面としています。正面建具は1階の出入り口と販売カウンターを除いてほぼ建築当時のもので、2階の窓周りの縁取りなど装飾性に富んだ店舗兼用住宅となっています。
 開店当時は東京の専売公社からモデル店舗に指定され写真入りで関係機関に宣伝されたと伝えられています。昭和時代初期の近代商店建築の好例として貴重な建造物となっています。
 ちなみにコーニスは水平の出っ張り、モールディングは縁のことです。それにしても異形の物件ですね、どこが煙草屋なのだろう。意味不明の巨大なメダリオン、窓の桟のア――ルデコ風の意匠、インパクトがあります。角のところを丸くして売場カウンターにしたのは良い仕事です。
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by sabasaba13 | 2016-08-07 08:09 | 関東 | Comments(0)
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