京都錦秋編(24):光明院(14.11)

 日本三大門の一つかもしれない東福寺三門を撮影して、すぐ近くにある塔頭の光明院へ。
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 こちらにも重森三玲作庭の素晴らしいお庭、「波心庭」があります。こちらは以前に一度訪れたことがあるのですが、その時に門前で見かけた「多勢入山者は好みません。庭の自尊心も傷つけますので是非にと思われる方以外どうでも良いと思われます方は自問の上入山しないで下さい。尚皆様方を信じて居ります故諸作法をお守り下さいますようお願い申し上げます。右よろしく」という味な立て看板は撤去されていました。マナーが向上したということなのでしょうか。だとしたら御慶です。パンフレットの解説を転記します。
 明徳2(1391)年、金山明昶(きんざんみんしょう)の創建による東福寺の塔頭。別名「苔の虹寺」とも称され、とくに苔の美しい新緑や紅葉時には、ひそやかな禅寺も華やぎを増す。
 方丈の前に広がる池泉式の枯山水庭園は、昭和14年、東福寺庭園と同時期に設計されたもので、三玲の初期の名作。方丈庭園とはうってかわって、平安式の洲浜型の枯池に多数の石組みを配している。寺号にちなんで光明をテーマに作庭されており、大海を表す白砂に構成された三ヵ所の三尊石組から仏の光のごとく斜線状に立石が並ぶ。
 背後にはサツキやツツジの大刈り込みでダイナミックに雲紋をデザインし、その雲の上には茶亭「蘿月庵」が佇む。これは禅語の『雲ハ嶺上ニ生ズルコトナク、月ハ波心ニ落ツルコト有リ』によるもので、昭和32年(寄付きは昭和38年)建築の蘿月庵は窓、壁、障子を含めて月を象徴し、「波心の庭」と命名された庭から眺めれば、東の空に月が昇る姿を楽しみという仕掛けになっている。
 それでは拝見いたしましょう。うねるように地を覆うきれいな苔と白砂の枯池、その随所に屹立する数多の立石。まるで大地から湧き出で、喜びとともに輪舞しているようです。今回はまだ見頃の紅葉も多く、お庭に色を添えていました。丸い吉野窓を通しての眺めも、障子・鴨居・縁側でトリミングされた眺めも、申し分なし。至福のひと時を過ごすことができました。
 なお東福寺塔頭の霊雲院には、重森三玲が復元した庭がありますが、残念ながら非公開です。

 本日の九枚です。
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by sabasaba13 | 2016-10-03 08:31 | 京都 | Comments(0)
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