京都錦秋編(25):智積院・養源院(14.11)

 九条通りまで出てタクシーをつかまえ、智積院へ向かってもらいました。途中の今熊野商店街でわれわれが足繁くかよったパン屋「ゲベッケン」が営業しているのを視認して二人で喜んでいると、タクシーの運転手さん曰く「このあたりにお住まいだったのですか」。いえいえ、実はかつて近くにあった京都パークホテルが定宿でしたと説明。ハイアット・リージェンシーに変わってからは、宿泊料が高額なため宿泊しておらず、このあたりはとんと御無沙汰しています。良いホテルだったんですけどねえ、と溜息をつくと、しばしこの話題で盛り上がりました。運転手さんがおっしゃるには、ハイアットになってサービスに日本的なきめこまやかさがなくなったそうです。そして智積院に着きました。収蔵庫にある長谷川等伯一派によって描かれた襖絵、中でも等伯描く「楓図」と、彼の息子・久蔵描く「桜図」を見るために何度も訪れましたが、数年前にやたらと楓を植えたのでその成長を見るのも楽しみです。そこいらじゅうに闇雲に植えただけなのであまり風情はないのですが、それなりに色づいた紅葉を堪能することができました。
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 それではわれわれ御用達の養源院に参りましょう。ハイアット・リージェンシーを横目に京都パークホテルを偲び、片山東熊設計の京都国立博物館を撮影し、赤十字ビルを曲がるとそこが養源院です。
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 何度も訪れていますが、それなりに綺麗な紅葉と桜をロハで見ることができ、お金を払えば俵屋宗達の杉戸絵と伏見城の血天井も拝見でき、おまけにいつ行っても閑古鳥が大合唱をしているという稀有なるお寺さんです。あれ? 観光客がいる… 窒息するほどではありませんが、ちらほらと人影が見えます。テレビで取り上げられたのかなあ。2015年は琳派400年(本阿弥光悦が鷹峯に芸術村を開いたのが1615年)なので、ブレイクしそう。幸い紅葉の盛りも終わっておらず、参道を覆う楓の並木が真っ赤に染まっていました。
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 それでは小堀遠州のお庭を見に、二条城へ行きましょう。京阪電車の七条駅に向かって歩いていると「プリンセス・ライン」と記された真っ赤なバス停がありました。そしてやってきた真っ赤なバス。そうか、京都女子大学と京都駅を結ぶバスなのですね。あの…男性は乗れるのでしょうか?
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 「わらじや」もご健在、久しぶりに「うぞうすい」を食べたいなあ。
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 本日の四枚、上一枚が智積院、下三枚が養源院です。
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by sabasaba13 | 2016-10-04 06:39 | 京都 | Comments(0)
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