そして広瀬川河畔緑地緑道へ。広瀬川に沿った気持ちのよい柳並木の散歩道が続きます。詩碑も点在し、萩原朔太郎の銅像もありました。なおこちらには前橋文学館もありますが、以前に訪れたことがあるので今回はカットしました。
途中にあったのが水が勢いよく流れ落ちる「交水堰(こうすいぜき)」、後学のため解説を転記します。
広瀬川のこの辺りは、江戸時代に水運のための『広瀬河岸』があったところで、のちに水利の『十五本堰』が設けられました。
製糸業が大発展した明治時代には、水車や工業用水に利用され、大正時代に入って現在のかたちに改修されこの名で呼ばれました。
何気なく撮った弁天通り商店街ですが、インターネットでいま調べてみると、CMや映画のロケ地として脚光を浴びている昭和の雰囲気満載のレトロな商店街だそうです。さらに入口には、1920(大正9)年創業の洋食屋「ポンチ」があり、萩原朔太郎も通ってこちらのカレーを食べていたそうです。地団駄地団駄、ああ惜しいことをした。ぜひ再訪しましょう。
その近くにあるのが画家・近藤嘉男のアトリエを利用した広瀬川
美術館、明かり取りの大きな窓がよいアクセントになっています。1階を利用して絵画教室が開かれていた時期もあるそうです。
そして県庁にほど近いところにある「臨江閣」へ。群馬県の初代県令であった楫取素彦の提言で建てられた迎賓館で、本館、別館、茶室からなる近代和風の木造建築物です。
便所を拝借すると、お雛様の
男女表示でした。
広瀬川を渡って敷島公園をめざすと、前方に山並みが迫ってきました。原嶋屋総本家は焼きまんじゅうで有名だそうですが、残念ながらまだ開店していませんでした。
途中で「月決駐車場」という看板を発見。そう、こう表記してくれれば、「駐車場の月極チェーンて日本全国にあるんだね」などという勘違いをしないですむというもの。「ダイエーってロンドンに博物館をつくったの?」とか「この会社は若者を千人も採用するの?」とか「僕って不用家族なの?」という発言で、いかに少年時代の筆者が傷ついたか。
飛石稲荷神社の御神体は大きな岩、古代の信仰を伝えているのでしょう。
本日の三枚です。