虐殺行脚 埼玉・群馬編(29):前橋(14.12)

 前橋駅に戻る途中で、心打たれる二枚の看板を発見。"だれにでも きっとあるはず 思いやり" お言葉を返すようですが五中地区補導推進委員会(何をする組織なのでしょう?)のご一同様、違います。『街場の憂国論』(晶文社)の中で、自民党の憲法案について内田樹氏はこう述べられています。
 もう「全員がこの四つの島で生涯を過ごす」ことは統治者にとって、政策決定上の本質的な条件ではなくなった。だから今、「この四つの島から出られない機動性の低い弱い日本人」を扶養したり、保護したりすることは「日本列島でないところでも生きていける強い日本人」にとってもはや義務としては観念されていない。むしろ、「弱い日本人」は「強い日本人」がさらに自由かつ効率的に活動できるように支援すべきだとされる。
 国民的資源は「強い日本人」に集中しなければならない。彼らが国際競争に勝ち残りさえすれば、そこからの「トリクルダウン」の余沢が「弱い日本人」にも多少は分配されるかも知れないのだから。
 「弱い日本人」は「強い日本人」に集中しなければならない。人権の尊重を求めず、「パイ」の分配に口出しせず、医療や教育の経費は自己負担し、社会福祉には頼らず、劣悪な労働条件に耐え、上位者の頤使に黙って従い、一旦緩急あれば義勇公に報じることを厭わないような人間になることが「弱い日本人」には求められている。そのようなものとして「強い日本人」に仕えることが。
 これが安倍自民党が改憲によって日本人に飲み込ませようとしている「新しいルール」である。改憲の趣旨は、一言で言えば、「強い日本人にフリーハンドを与えよ」ということである。(p.38~9)
 はい、安倍伍長を筆頭とする政界・官界・財界のアドミニストレーター諸氏の頭の中には"思いやり"が存在する余地は寸土もありません。"弱い日本人"を切り捨てて"強い日本人"の生き残りを図る。そしてそれを知ってか知らずか、支持する方々、黙認する方々、無関心な方々のいかに多いことか。五中地区健全育成会文京町一丁目自治会(何をする組織なのでしょう?)ご一同様がおっしゃるように、"考えよう やって良いこと悪いこと"です。
 その近くにあったのが、日の丸が翩翻とはためく「参議院議員 中曽根弘文 後援会事務所」。核発電を推進した中曽根康弘氏のご子息ですね。やれやれ、"強い日本人"は世襲され身分と化しているようです。

 本日の三枚です。
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by sabasaba13 | 2016-12-14 06:25 | 関東 | Comments(0)
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