富士宮編(3):伊東(17.2)

 それでは古い交番へと向かいましょう。松川を渡ると、なにやらメッセージが所狭しとべたべた貼ってあるけったいなスナックに遭遇。ふりかえると、和風とモダン、二つの意匠の望楼がよいアクセントとなった旅館「東海館」が、川面にその威風を映していました。
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 再会を祝して記念撮影。玄関に掲示してあった解説を転記しておきます。
伊東市指定文化財 旧木造温泉旅館東海館

 東海館は伊東温泉を流れる松川河畔にある大正末期から昭和初期の温泉情緒をいまに残す木造三階建て温泉旅館群の一つです。昭和3年(1928)に創業、昭和13年頃(1938)、昭和24年頃(1949)に望楼の増築など、幾度かの増改築を行いながら旅館業を営んでいましたが、平成9年(1997)、70年近く続いた旅館の長い歴史に幕を下ろしました。その後、伊東温泉情緒を残す町並みとしての保存要望もあり、所有者から建物が伊東市に寄贈されることになりました。平成11年(1999)には、昭和初期の旅館建築の代表的な建造物として文化財的価値をもち、戦前からの温泉情緒を残す景観として保存し、後世に残す必要があるという理由から市の文化財に指定されました。平成11年から平成13年にかけて保存改修工事が行われ、平成13年(2001)7月26日、伊東温泉観光・文化施設『東海館』として開館しました。
 創業者の稲葉安太郎氏が材木店を営みながら、国内外の高級な木材を集め、この旅館を建てる際に形や木目などの美しく質の良い木材などをたくさん使っています。昭和13年頃に建築された部分では3人の棟梁を各階ごとに競作させたこともあり、廊下の飾り窓や階段の手すりの柱などにそれぞれ違った職人の技と凝った意匠を見ることができます。他にも、玄関の豪快で力強い彫刻や書院障子の組木のデザイン、照明器具などもみどころです。
 今回は時間がないので、内部の見学はカットしましたが、こちらも再訪を期します。

 そして旧松原交番に到着、現在は「伊東観光番」として観光案内所となっております。なんとなくどんくさく土臭い、愛嬌のある交番です。

 本日の二枚です。
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by sabasaba13 | 2017-02-19 08:48 | 中部 | Comments(0)
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