虐殺行脚 東京編(7):八広(16.10)

 言葉もありません。日本という国家は、そして日本国民は、なんて下劣で卑劣で愚劣で低劣なのでしょう。こうした過ちはもちろん弁護の余地はありませんが、どこの国家でも国民でも軽重の差はあれ過ちを犯すものです。問題はそれを過ちとして認め、真相を究明し、責任の所在を明らかにして該当の者に責任をとらせ、被害者・遺族・関係者に謝罪・賠償をすることです。それを隠蔽し、誤魔化し、責任もとらず謝罪もしなかった。そして政府や公的機関がいまだにしていない。国民もそうした政府の姿勢を批判もせずに、無知・無関心をきめこむ。そういう国家や国民は…恥知らずとしか言えません。共犯者の一人として、この歴史を調べて考えて、すこしでも多くの人に伝える努力をしていきたいと思います。

 碑の右どなりのお宅には「ほうせんかの家」という看板がかかっていました。こちらが「関東大震災時に虐殺された朝鮮人の遺骨を発掘し追悼する会」の本部なのですね。「ヘイトスピーチ、許さない。」というポスターが貼ってありました。社会的な少数者や弱者をいじめて快感を得るという卑劣なメンタリティはいまだに根強くのこっているのですね、やれやれ。

 それでは八広駅へと戻りましょう。途中に、「不審な人を見たらすぐ110番 ちかんに注意」という看板がありました。痴漢を弁護する気は毛頭ありませんが、こういう体感治安を悪化させるような看板やポスターが増えているような気がします。ほんとうに治安は悪化しているのでしょうか。深読みかもしれませんが、みんなが治安に不安を感じると利益を得る輩が陰で蠢いているのではないかと思ったりします。警備会社とか、監視カメラ業界とか、セイフティグッズ業界とか、そこへの天下りをねらっている警察官僚とかね。また私たちが相互監視の網を張り巡らすと、ほくそ笑む方々がいそうです。ちょっと心にとめておいた方がよい動きですね。そうそう、以前に長崎県の大村で「あの人は何か変だぞ110番」という強烈なポスターを見かけました。
c0051620_6301434.jpg


 本日の二枚です。
c0051620_6303395.jpg

c0051620_631116.jpg

by sabasaba13 | 2017-03-17 06:33 | 東京 | Comments(0)
<< 虐殺行脚 東京編(8):法泉寺... 言葉の花綵155 >>