若草山山焼き編(2):近鉄奈良駅(15.1)

 川を渡ってしばらくすると平城京の復元された朱雀門が見えてきました。近鉄奈良駅に到着し、荷物をコインロッカーに預けて公衆トイレへ。すると、鏡に傷をつける、あるいは配線を切断するという悪質な悪戯(犯罪)が連続発生しており、見かけたら通報してほしいというポスターが貼ってありました。しかしまた何でそんなことをするのでしょう。格差社会による窮乏や将来への不安、それにともなうストレスや行き場のない憎悪が原因なのでしょうか。でもだめなものはだめ。大きな不幸の原因が国家機構や社会制度にあることを見抜いて一緒に闘いましょう。そして他者を不幸にすることによって莫大な利益を得ている方々を、人間性の失陥から救ってあげましょう。ウィリアム・モリス曰く"誰も敗者とならぬ戦いに参加しよう。たとえ死が訪れても、その行ないは永遠なり"。
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 トイレから出ると、「縁結び★プロジェクト パワースポットでチカラを授かり婚活! 募集人員 男女各24名様」というポスターがあり、その上に「満員御礼」という小さいシールが貼ってありました。企業のしたたかさには舌を巻きますが、参加者みなさんの健康とご多幸を祈ります。なお縁結びのパワスポは国津神社だそうです、ご参考のため。近くにあったゴミ箱を見ると、東京に比べて「燃えるゴミ」の開口部が非常に大きいですね。関西人の広い度量を感じます。
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 山焼きまでは古都の散策を楽しみましょう。奈良町は以前に訪れたので、今回は「きたまち」散策と洒落込みました。おっとその前に、「奈良きたまち ~歴史のモザイクのまち~」というサイトから照会文を転記します。
 近鉄奈良駅の北側に広がるエリアを通称「きたまち」と呼びます。かつては奈良の北の玄関口として、京都や大阪から来た多くの旅人が行き交い、旅籠や商店が立ち並ぶ活気溢れる町でした。
 奈良時代の転害門(世界遺産)、鎌倉時代の刀鍛冶、室町時代の南都八景、戦国時代の多聞山城跡、江戸時代の奈良奉行所、明治時代の奈良女子大旧本館(重要文化財)など、きたまちには1300年間の歴史資源や文化遺産が数多くあります。
 戒壇院・水門町あたりは奈良の粋が漂う大人の散歩道。奈良街道沿いには、鏃(やじり)の穴も今なお残る天平時代の遺構、転害門。般若寺までのならだらかなの(ママ)丘陵地、平城山(ならやま)。静寂に包まれた聖武天皇陵、光明皇后陵。メルヘンチックな明治時代の洋風建築、奈良女子大、少年刑務所。散策の途中には、古い町並みの格子の家々や、きたまちに残る伝統的な技を伝える14の「まちかど博物館」、かわいいお地蔵さんたち、お洒落なカフェやアトリエにも出会えます。
 東大寺や正倉院といったおなじみの観光コースだけで帰るのはもったいない、歩けば歴史に出会える古都ならではの発見の楽しさと、初めて来たのになぜかホッとする魅力が、きたまちにはあります。

by sabasaba13 | 2017-05-09 06:23 | 近畿 | Comments(0)
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