名古屋編(7):長島(05.8)

 さて、腹が減りましたが、長島に行ってみました。近鉄で約20分、木曽川・長良川・揖斐川にはさまれた輪中地帯です。大人の社会科見学コースからははずせません。以前、水屋と長島一向一揆の拠点である願証寺と長良川河口堰を見にきたこがあるので、今回は二度目です。前述のようにお目当ては木曽三川公園で、そこにある船頭平閘門を見たかったのです。水位差のある河川で船を通過させるために、ドックのように水位を調節する施設が閘門です。パナマ運河もそうですね。ここは1902(明治35)年に竣工した本格的な近代閘門です。また近くの治水神社には、江戸幕府の命令により、莫大な経費と多数の犠牲者を出しながら薩摩藩が行った難工事(宝暦治水)の記念碑もあるそうです。さて駅に着き、駅前広場に出て驚愕。バスの本数が少ないのは覚悟していましたが、タクシー乗り場が閑散としています。車も人も犬も猫もいない… 公衆電話で(筆者注:私は携帯電話をもっていません。重要無形文化財申請中)タクシー会社に連絡したら、「いやあそのあたりには一台もいないので、20~30分お待ちいただけますか」との回答。酷暑、空腹、疲労に負けました。丁重にお断りして電車に乗り、すごすごと撤収。夕食はひつまぶしを食べて憂さを晴らしました。一杯目はそのまま、二杯目は薬味を入れ、三杯目はお茶漬けにするという慣習はきちんと守りました。
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by sabasaba13 | 2005-09-10 08:00 | 中部 | Comments(0)
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