名古屋編(17):読書発電所(05.8)

 桃介記念館で新しいパンフレットをもらったところ、桃介と貞奴が暮していた二葉御殿が、今年名古屋市内に移築・復元されたという情報を知りました。うし、妻籠→馬籠→中津川のバス運行状況によっては行くのも可能かもしれません。さて読書発電所までの道のりを係りの方に訊ねたところ、微笑みながら「歩いて30分ぐらいですけれど、熊や猪がでます。鈴はお持ちですか?」 はい、勿論当然言うまでもなく持っていません。即座にあきらめて、タクシーを呼んでもらいました。それにしても環境悪化によって熊が村落の近辺に出没するケースが増えているのでしょう、これはわれわれの責任です。1時間タクシーを貸し切りにしてもらい、まずは読書発電所への導水路、現存する戦前の水路橋では最大規模の柿其(かきぞれ)水路橋へ。全長142.4m、鉄筋コンクリート造、周囲を圧するごとき存在感があります。「グダグダ言ってねえで水をガバガバ流せばいいんだ」と言わんばかりの剛毅木訥とした姿には、恋に落ちそう。氷や雪がついた冬場の孤高の佇まいもぜひ見たくなりました。
 そして木曽川ぞいに下流へ向かい、久保洞水路橋へ。タクシーの運転手さんも知らなかったようで、地元の方々に道を訊ねながらようやく見つけ出してくれました。小ぶりですが、風格のある石造二連アーチの水路橋でした。次は対岸にある読書発電所(1923)へ。実は事前に関西電力に内部見学を申し込んだのですが、一人ではダメだと断られました。ま、いろいろ事情があるとは思いますが、吝嗇! よって外観だけの見物ですが、なかなかモダンな建築ですね。連続して並ぶ半円形の窓や、アール・デコ風の屋根上部装飾などなかなか洒落ています。また巨大な三本の導水管を間近で見られますが、すごい迫力ですね。運転手さんに頼んで、対岸から写真を撮りました。
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 本日の三枚は、久保洞水路橋と柿其水路橋と読書発電所です。
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by sabasaba13 | 2005-09-20 06:07 | 中部 | Comments(4)
Commented by Nobu at 2005-09-22 16:20 x
こんにちは。
昔は、この読書発電所や桃介橋の横を通ってスキーによく行きました。発電所の中をみられなかったのは残念でしたね。でもアーチ橋もなかなかすごいですね。水路橋の下の赤い鉄橋は、中央本線の線路跡でしょうか。
しかし名古屋に住んでいても知らないことをよくご存じで、いろいろ勉強させられます。これからも楽しみにしています。
Commented by sabasaba13 at 2005-09-25 20:45
 こんばんは。おほめの言葉、どうもありがとうございます。斜めに走るこの奇妙な鉄橋はなんとなく見過ごしてしまいましたが、成程、線路跡の可能性は大きいですね。発電所建設用の線路かもしれません。もし判明したら、あらためてお知らせいたします。
Commented by kk at 2011-09-10 20:55 x
はじめまして!小生旧う八百津発電所資料館の管理人ですが導水管すごいですね、残念ながら私のところにはそれが無いのが残念です、一人での見学はむりそうですが、団体か何かそういったことが必要でしょうか?
Commented by sabasaba13 at 2011-09-10 21:44
 こんばんは、kkさん。圧倒的な迫力の導水管とモダンなテイストの建物、見事な発電所でした。文中に書いたように、個人での見学は断られました。申し訳ありませんが詳細については失念しましたが、ある程度の人数がそろえば見学は可能のようです。
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