京都観桜編(1):前口上(15.3)

 あーさぶい。連日の心が折れそうな寒さに呻吟していますが、冬来たりなば春遠からじ、もうすこし我慢すれば桜の季節がやってきます。実は三年前の2015年3月に、京都の桜を見に一人でふらりと出かけたのですが、その時の桜が殊の外見事でした。そこで近江編は小休止にして、穴場情報も含めて前倒しで紹介したいと思います。春になったら京都で桜を愛でようと考えている方のお役に立てれば幸甚です。

 旅程は三泊四日、ガイドブックやインターネットを駆使して、観桜の穴場をできうる限り調べました。問題は塒ですね。桜の満開時期は年によってかなり違うので、桜の満開情報を待ってぎりぎりまで宿の予約はしませんでした。個人的に信頼している京都新聞の情報で、三月末日が満開とのこと、さっそくインターネットで宿をおさえようとしたら…京都は全滅。大阪に宿泊するという手ももちろんありますが、人いきれで気疲れしそうなので却下。大津も満室、思い切って草津にまで捜索の範囲を広げたらようやくおさえることができました。JR琵琶湖線新快速で21分、これは許容範囲です。というわけで草津第一ホテルに三泊することにしました。京都サイクリングツアープロジェクト(KCTP)で一日だけ自転車を借りられるよう、インターネットで予約をして準備は万端調いました。
 持参した本は『沖縄の〈怒〉 日米への抵抗』(ガバン・マコーマック+乗松聡子 法律文化社)です。

 三月三十日に出立、天気予報は四日とも晴れ、京の桜は満開、いやが上にも気持ちは昂揚します。浮かれ気分で魔がさしたのか、駅弁はリラックマの「オムライス」を買ってしまいました。東京駅午前八時ごろ発の新幹線に乗って、いざ上洛。「オムライス」をたいらげて、車窓を流れる風景をしばし楽しみました。
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 おおっ富嶽も、私の前途を祝福するかのように微笑んでおられます。

 本日の一枚です。
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by sabasaba13 | 2018-02-03 06:32 | 京都 | Comments(0)
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