東京錦秋編(1):新宿御苑(05.12)

 12月のはじめに、都内で紅葉狩りをしてきました。新宿御苑、神宮外苑、小石川植物園あたりをふらつき、時間があれば自然教育園、庭園美術館、関口芭蕉庵に寄ってみましょう。
 まずは新宿御苑へ。お恥ずかしい話、ここには初めて入ります。入園料200円というのは納得できないし許せないし弾劾したいですね。入るのに金をふんだくるなんて、公園の風上にも置けねえ、叩き切ってくれる! と桃太郎侍のように憤慨してしまいます。公園の維持管理費にまわるのであれば、喜んで税金は払いますよ、是非無料にしていただきたい。自衛隊のイージス艦か、原子力発電所一基分の値段で十二分にまかなえると思いますが。
 それはともかく思ったより広い公園ですね。かつて信州高遠(たかとお)藩主内藤家の下屋敷のあった所で、1879(明治12)年に内省管轄の新宿植物御苑となったそうです。その窮乏ぶりを「銭は内藤豊後守、袖からぼろが下り藤」と江戸庶民にからかわれた内藤家なのかな。フランス式整形庭園・イギリス風景式庭園・日本庭園が雑然と並び、これといった見所もなく、庭園の眺めも凡百ですが、とにかく広い。もうそれだけで十分ですね、そろそろ見頃の紅葉を楽しめました。日本最古の擬木の橋と、皇族のための洋風休憩所が残されています。日本最古の温室もあったと聞きましたが、これは取り壊されたとのことです。惜しい、識見を疑います。古い温室というものは、鉄とガラスという産業革命の精華を駆使した歴史の貴重な証言者なのに。これで戦前に作られた温室で残されているのは、名古屋東山植物園の物件ぐらいなのかな。イギリスのキュー植物園の温室も、機会があれば是非見てみたい。
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 本日の一枚です。
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by sabasaba13 | 2006-02-22 06:14 | 東京 | Comments(0)
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