桐生・湯西川温泉編(2):桐生(04.2)

 そして桐生の市街地を散策しながら、昼食をとる店をさがしました。桐生は絹織物でかつて栄えた町で、その名残かなかなか風情のあるところですね。先程のタクシーの運転手さんも、そのため舌の肥えた人も多く、料理も美味しいと言っていました。その彼が教えてくれたのが、坂口安吾が足繁くかよった「泉新(いずしん)」といううなぎ屋です。そういえば安吾は晩年を桐生で過ごしここで逝去したのだっけ。ファンとしては是非そこで食べたい! 明治の商家の趣がある店で、二階の雰囲気の良い小部屋に通されました。突出しの器は雪輪文の白磁、湯呑みは織部、いいですねえ。あっという間にビール瓶とお銚子が林立し、みんなで店のオーラを堪能しました。待つこと数十分、焼きあがったうなぎの美味なること! プリプリした食感とこくのある味わいに酔いしれましたね。
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 というわけで、この時点で幹事氏のたてた計画はスターリングラードのドイツ軍のように壊滅的な打撃を受け、崩壊。とりあえず、温泉行きの最終バスに間に合わせようということになりました。30分後に桐生駅に集合と話がまとまり、私は群馬大学工学部に行くことにしました。お目当ては、同窓記念会館(旧桐生高等染織学校講堂)。1915(大正4)年につくられた木造ゴシック様式の格調高い建物です。まるで教会みたい。守衛所・正門も見物していると、もう時間切れ、急いで駅に向かわなくてはなりません。味わいのある民家・土蔵・倉庫に後ろ髪を思いっきり引かれながら、本町通りを早足で駆け抜けかろうじて集合時間に間に合いました。ふう
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 本日の一枚は、泉新のうな重です。
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by sabasaba13 | 2006-04-11 06:05 | 関東 | Comments(0)
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