小幡・白井・桐生編(9):桐生(06.2)

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 有鄰館脇の、白壁と黒板塀のコントラストが美しい酒屋小路を歩き、安吾が好物だった鰻の「泉新」の前を通って、安吾が写真判定で世話になった群馬大職員を歓待したという「異国調菜 芭蕉」で昼食をとりました。外観はケヤキと蔦に囲まれた廃墟の如き民家、勇気を出して中に入るとまるで迷路、絵馬・民具・民芸品がところ狭しと飾られています。戦前にビルマ大使館の調理人として腕を磨いた小池魚心氏が自ら設計と装飾をして1937(昭和12)年に開店したそうです。イベット・ジローや石井好子もこの店のファンだったとのこと。来店した棟方志功も感激し、壁面いっぱいに馬の絵を描いたのですが、魚心氏は脇に描かれた裸婦が店の雰囲気に合わないと言って翌日すべて塗りつぶしてしまったそうです。もったいねえええええええええええええええええええええええええええええええ、と凡夫なら絶叫するところですが、インテリアに絶対の自信をもっていたのでしょうね。美味しい印度カリーをいただき、勘定の際に女将にいろいろと質問をしました。Q.新宿中村屋との関係は? A.全くなし Q.志功が絵を描いた壁は? A.あそこですよ、と絵馬が一面に飾られている壁を指差し、ご丁寧にスクラップ・ブックをもってきて、「芸術新潮」1999年2月号の切抜きを見せてくださいました。ほんとだ…
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 本日の一枚は、酒屋小路です。
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 追記。教育基本法改正/改悪案が、昨日閣議決定されました。
by sabasaba13 | 2006-04-29 06:10 | 関東 | Comments(0)
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