松江・萩・津和野編(9):益田(04.3)

松江・萩・津和野編(9):益田(04.3)_c0051620_824441.jpg また殿町に戻り、津和野川を遊弋する体育会系の鯉に「社長も食わないヤ○ザキのパン」を献上。昼食は瀟洒な店構えが気に入った、イタリア料理の「ポンム・スフレ」。これが大変美味しい店で、黒豚のカツレツなど夢に出てきてうなされそうな味! 二人でうまいうまいと呻きながらコース料理を食していると、列車の発車時刻が迫ってきました。これを逃すと二時間ほど列車はない。Oh my mountain God ! やむをえずゆっくり味わう間もなく飲み込むようにして平らげ、津和野駅へダッシュ。かろうじて間に合いました。
 約一時間で益田に到着。飛行機の出発時刻まで余裕があるので、バスで医光寺へ。ここには雪舟がつくった庭園と、見事な枝垂桜があるそうです。お寺さんに着いて本堂に上がると、裏手の斜面に庭園がありました。回遊式ではなく、眺めるだけのタイプ。中央には池と築島と須弥山石、左手には石組みで急峻な滝を表現した枯山水、前面と右手には躑躅をおりまぜた直方体の植え込みがモザイクのように並んでいます。そして正面やや右手に屹立する一本の枝垂桜。花は盛りをやや過ぎて、風が吹くと花びらが舞い落ちます。散る桜もまた味わい深いもの。風になびく枝と舞う花びらを眺めながらしばし時間を忘れ、縁側に座り込んでぼーっとしてしまいました。眼福眼福。近くの万福寺にも雪舟のつくった庭園があるそうですが、とても見る時間はありません。あきらめて再び益田駅に戻り、バスで萩・石見空港へ。
 というわけで、山陰の旅でした。荒神谷遺跡・加茂岩倉遺跡・万福寺に行けなかったのが、かえすがえすも無念。まあまた来る楽しみができたというもの。再来を期して筆を置きます。インシャラー。神が望み給うなら…

 本日の一枚です。
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by sabasaba13 | 2006-05-14 08:29 | 山陰 | Comments(0)
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