台湾編(11):(06.3)

 さてバスは市内に戻り、定番・定石どおり土産屋でのフリー・タイムです。ざっと一瞥して、私はまた店の近辺をふらふらと散策しました。喫茶店の看板を見上げるとなるほど、ガイドさんの言うとおり、台湾では「珈琲」は王偏ではなく口偏でした。見た目よりも味覚にこだわるのですね。そして学習塾の宣伝が多いことにも気付きました。少子化と学歴社会という、日本と共通の問題を抱えているようです。
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 これで本日の行程は終わり、ホテルに戻りました。昼食がかなりの量だったので、空腹にはなりません。散歩がてら三人で地下鉄中山駅まで歩き、地下街のパン屋でパンを買い部屋で食べることにしました。山ノ神がレジにパンをもっていくと、いきなり国語(北京語からなる公用語)か台湾語(台湾の方言)か客家語(福建省の方言)で話しかけられました。そういえば、ハワイでは彼女とそっくりのダンサーを見かけ、モルディヴでは現地のエステティシャンと姉妹の契りをかわし、韓国では道を訊かれたことがありましたっけ。全モンゴロイドの容貌を平均すると、彼女のご尊顔になるのかもしれません。後で「あたしはアジアに強い女なのよお」と息巻いていました。異議なあし、議事進行。それはさておき、中国語はしゃべれないと英語で話し、買い物をすませました。われわれが台湾人や中国人や韓国人や北朝鮮人と会話をするときには、英語に頼らざるをえないという悲しむべき現実があります。何やら東京都では高校生に週1時間「奉仕活動」を強制するという不穏な噂がありますが、そんな愚にもつかないことをさせる暇があったら、中国語・朝鮮語の基本的な会話を教えた方が、アジアの将来にとって意味があると思いますけどね。
 ホテルに戻って軽い夕食をすまし、また足裏マッサージに行くことにしました。今回私は、同時に耳掃除(500元)をしてもらうことにしました。痛いっ、くすぐったい、痛いっ、気持ちいいい、痛いっ、くすぐったい、気持ちいいい、「いたきもくす」とでも言うのでしょうか、至福の30分間でした。今夜もよく眠れそうです。
by sabasaba13 | 2006-06-15 06:14 | 海外 | Comments(0)
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