常陸編(6):常陸太田(06.4)

 晏如庵で抹茶をいただき、街中に戻って散策をすることにしましょう。川ぞいにある太田二高の前に着くと、でかでかと「敷地内禁煙」という看板がありました。それだけ平気の平左で煙草を吸いながら、校内に入ってくる人が多いということでしょう。まさか学生向けではないよね。ここから台地上に行く坂が十王坂。女子高校生の通学路となっているので、別名「大根坂」。ここも急坂で、途中からくそ重い自転車を押しながら上りつめました。
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 坂の上からの眺めは、観光ポスターにも使われているようになかなか良いものです。海鼠壁の土蔵の脇を、山並みに向かってすっと下る坂道は風情がありますね。もと役所だった梅津会館内にある郷土資料館を拝見して、人通りが少ない閑静な街並みをのんびりと自転車で徘徊しました。不景気あるいは過疎のためか活気はありませんが、どっこいこのままくたばらんぞという剛毅さを感じます。新奇に走らず古い建物を大事に保存しながら住み、近隣の小売店で買い物をしてコミュニティを守ろうという様子も見て取れますね。「猫イラズ」「健脳丸」といった木製看板をファサード上面にずらりと並べた薬屋、あちこちで見かける非常用水の桶、蔵造りの商店、三階建ての石作りの蔵、小ぶりだが重厚な門構え、点在する戦前の物件らしき擬洋風建築、刃物の目立屋… あと20年この状態を保てれば、間違いなく街並みミュージアム。観光客を誘致して活性化をはかることには功罪があるとおもいますが、選択肢の一つとして検討する価値はあると思います。
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 ただ一つ、目を引かれたのが軒にかざられている「日の丸」の多さ(本日は天長節)。この旗は日本帝国の植民地主義と侵略を象徴していると思うので、私は好みません。強烈な違和感を覚えたので、この件に関しては後で観光案内所の方に尋ねてみようと思います。
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 本日の一枚は、十王坂です。
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by sabasaba13 | 2006-07-07 06:05 | 関東 | Comments(0)
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