常陸編(12):真壁(06.4)

 というわけでタクシーに乗ること約20分で真壁に到着。さっそく荷物を預け、帰りのバス時刻を調べようと観光案内所を探しましたが…ない。せんかたなく公民館に行き、拝みこんで荷物を預かってもらい、下館行きバスの発車時刻を調べてもらいました。少し古びた時刻表(※伏線です)をひっぱりだしてくれて、土日には16:45発のバスがあることを確認、お礼を言って散策を開始しました。まずは桜川市民俗資料館によって展示を拝見し、係りの方に加波山事件の時に金品を強要された豪商中村家や、美味しい珈琲店などの情報を教えてもらいました。そして文化財に登録された家々を紹介する詳しい観光地図を片手に、筑波山・加波山を見渡せる閑静な街並みを徘徊。商家建築や蔵、屋敷門、擬洋風の近代建築など、民家の宝庫ですね。木綿取引で繁栄した往時の面影をよく残しています。先ほど紹介された駐車場前のケーキ屋で珈琲をいただき、おかみに「何故建替えもせず古い建物を残してあるのか」と訊ねましたが、「よくわからない」とのお答えでした。
c0051620_1971848.jpg

 また面白物件も目白押し。破れたガラス窓から往来を眺める布袋さん、小便よけの「加波山」という壁書(山岳信仰の故か?)、土浦にもあった「警察官友の会会員」の家、お好み焼&鉄板焼&手打そばの店「ミラクル」… 「カンコー学生服」という懐かしい看板もありましたが、これは菅公(菅原道真)にあやかっての命名なのですね、最近気づきました。電信柱のようにシンプルな火の見櫓も二件ゲット。
c0051620_1973454.jpg

 さて、そろそろ出発時刻が近づいてきたので公民館に戻ると、隣に「忠誠」と刻まれた門柱がありました。何だ何だと入っていくと、神武天皇遥拝殿という神社らしき物件。おまけに1989(平成元)年に改築したという誇らしげな碑もありました。壁には「お伊勢さまの神札(神宮大麻)は全てに恵みを与えて下さる日本の中心の神様です必ずまつりましょう」「神棚の無い家も、先ずは神札をまつりましょう」という押しけがましいポスター。その脇には、野津道貫揮毫、1896(明治29)年建立の「征清紀念碑」。ううむ…
c0051620_1975054.jpg


 本日の一枚は、豪商中村家です。
c0051620_21294956.jpg

by sabasaba13 | 2006-07-17 08:52 | 関東 | Comments(0)
<< 常陸編(13):真壁(06.4) 常陸編(11):笠間~真壁(0... >>