東北夏祭り編(22):四ヶ村の棚田(06.8)

 観光タクシー会社に電話して、5時間貸切にした場合の料金を訊ねると、ぬぅわんと2万9千円! それは高すぎる。幸いさきほどもらった地図がかなり正確なものなので(これはほんとうに助かります)、山ノ神の了承を得、レンタカーを借りて彷徨することにしましょう。初日のことがちらっと脳裏をよぎりましたが、これまた幸いに借りることができました。まずは新庄から南に向かい、めざすは四ヶ村の棚田です。物言わず悠久の流れを湛える最上川を渡り、40分ほどで到着です。まずは郷土料理伝承施設「ふるさと味来館」により、詳細な地図をもらい、板蕎麦+比内地鶏蕎麦定食をいただきました。滋味あふれる鳥と質朴な味の蕎麦に舌鼓をうったのですが、いかんせん量が多すぎる。自慢ではないのですが(自慢かな)、私は以下の食事三原則を固持しております。
1.出された食物は残さず全て食べる。
2.下に落とした食物は3秒以内に拾って食べる。
3.小骨の多い魚は注文しない。
 よって出された食事を残した記憶は、ここうん十年ないのですが、この蕎麦は残してしまいました。今思い返しても汗顔の至り、慙愧の念に苦しみます。ごめんなさい。
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 そして車に乗って五分ほどで棚田に到着。ほわあああ、お見事。快晴の青空、緑なす山なみ、そして緩やかな斜面に連なる緑色の絨毯のような棚田。ほんとうに見飽きない光景です。耕作をしていない荒廃した水田もほとんどなく、稲が気持ちよく水を吸い光合成をしている音が聞こえてくるよう。これだけの開発をした古人、それを整備・維持し続ける方々にあらためて畏敬の念を覚えます。環境を破壊せずに、数十世代後まで豊かな恩恵をもたらす行為のみを、「開発」と呼びたいですね。
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 本日の一枚です。
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by sabasaba13 | 2006-09-27 06:11 | 東北 | Comments(0)
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